「FIRE後の人間関係は断捨離だ」という誤解

2026-02-13

アーリーリタイア生活

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FIRE後の人間関係は「断捨離」だと言われがちですが、今の僕の感覚では、それは半分正解で、半分は誤解だと思っています。

実際に起きたのは、人間関係を単純に減らしたことではなく、人間関係に求める役割や前提条件が、大きく変わったということでした。

今回は、サラリーマン時代とFIRE後を対比しながら、その変化を整理してみたいと思います。

サラリーマン時代:人間関係は生存戦略

サラリーマン時代の人間関係は、かなり割り切ったものでした。

会社では、誰とつながっているか、どれだけネットワークを持っているかが、仕事を円滑に進めるうえでも、自分のスキルを磨くうえでも重要な「資産」になります。

そう、入社後、何人もの先輩にアドバイスを受けましたし、自分もそれを信じて会社員時代を過ごしました。

ただ、正直に言えば、僕は早い段階で「世の中(組織のなか)、できた人間ばかりではない」とも感じていました。

どんな会社でも、ホワイトでもブラックでも、一定の確率で変な人はいます。むしろ、インテリで歪んだ人のほうが、単純に性格の悪い人より扱いが難しいこともあります。

それでも人間関係で大きなダメージを受けずに済んだのは、「人間関係は悪くて当然」、「調整が必要な必要悪」、そう割り切れていたからだと思っています。

そのうえで、自分にない凄さを持つ人を尊敬したり、意見が合わない相手でも美点を探したり、感情を尊重することは努めました。

助言を鵜吞みにせず、どんな人間関係も無理して広げるというより、組織というなかで円滑に物事を進めるうえで必要な範囲を必要なだけ作ると、ある程度、割り切ったのは良かったと思います。

FIRE後:割り切りが不要になった

FIRE後に組織を離れれば、そんな冷静に割り切った人間関係や、会社の目標という共通利益でのつながりも気にせずにいられます。

誰かと無理に付き合わなくても、生活が不利になることはありません。

その結果、

・気を使い続ける関係

・我慢を前提にした関係

・役割を演じ続ける関係

こうしたものは、意識せずとも自然に選択肢から外れていきました。

これは人に対して冷たくなったのではなく、サラリーマン時代の人間関係にかかる忍耐や調整エネルギーを、自分の好き嫌いに戻せるようになった変化だと感じています。

僕なりの人間関係の見立て(3つの分類)

では、どのような好き嫌いで人間関係をとらえているか?

自分のケースを振り返ると、それはサラリーマン時代も今も、一貫している点はあります。

僕は人間関係をそもそも大きく3つに分けて見ていました。

① 自分の利益のために人間関係を使う人

② 組織目標(あるいは他の人の目標)のために人間関係を使う人

③ 利害を超えて、人として関係を大切にする人

会社員時代は、自分の利益を優先する人(①)や、他人を使い捨てと感じている人(②)たちとも付き合う必要がありましたし、それは避けられない現実でした。

FIRE後、人間関係を好き嫌いで選択できるようになると、自然と残ったのは、間違いなく③の人たちです。

「断捨離」というより基準が明確になった

よく言われる人間関係の断捨離には、怒りや嫌悪を伴うイメージがあります。

でも僕の場合、感情的に切り捨てた感覚はほとんどありません。

サラリーマン時代から「人間関係は悪くて当然」と割り切れていたからこそ、実際にとんでもない人もすれ違ってはいましたが、自分が痛手を負うほどには影響されなかったのだと思います。

そして、FIRE後は明らかに、そうした嫌な人間関係はそもそも断捨離をするので、確かにFIRE後の人間関係は断捨離が起こります。

でもそれはサラリーマン時代の人間関係のことであって、いま大事に感じることは、その断捨離するというより、「人間関係の基準を明確に持つ」ということだと思っています。

なので、あるいみ、自然な選別と感じています。

終わりに

FIRE後の今、深い関係も、浅い関係も、自分のペースで選べています。

減らすことが目的なのではなく、自分の人生に合った形に整えられる環境にいる、という感覚です。

FIRE4年目のいまも、日常生活でも新しい出会いはありますし、このブログ発信をすることがきっかけで実際に会う人もいます。

そうしたなかで、新しいご縁も生まれています。

FIRE後の人間関係は「サラリーマン人間関係の断捨離」だという見方は、確かに一面では正しいとは思います。

ですが全体で見れば、断捨離というより、対等で異なる考え方を含めお互いを認め合える人たちでつながる・・というな「人間関係の最適化」が進んでいるだけに感じています。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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