先日、タイ入国時に「模倣サイト」の詐欺にひっかかりそうになりました。
それはタイ入国において必要となるデジタル到着カード「TDAC(Thai Digital Arrival Card)」の申請に関するものです。
自分はこうしたものには騙されないといった思いあがりのツケとなってしまいました。
今日はそのエピソードを綴ります。
デジタル到着カードによる申請
2025年5月1日から、タイ入国においてTDACの申請が必要となりました。
観光・ビジネスを問わずすべての非タイ国籍者が対象となります。
僕はこのルール変更を知らぬまま現地に到着し、ターミナルに降り立って初めて知りました。
そこで時間を節約するために、入国審査の列に並びながら申請書を作成することにしました。
巧妙な「検索広告」の盲点
まず、列についてすぐに「タイ 入国 手続き」とスマホで検索したことがトラブルの引き金となりました。
検索結果の最上位に表示されたのは偽サイトで、それに気づかずクリックをしました。
そこにはあたかも電子申請の受付発行機関が提供しているような画面が表示されたので気づきませんでした。
画面には「通常、申請は数時間かかるが、20ドルの追加料金で緊急対応が可能」との記載があります。
長旅で疲れている僕は、このまま入国審査の列を外れ、数時間も待つのは嫌だと思い、20ドルを払って緊急対応で進めることにしました。
画面に、名前、パスポート情報、フライト情報、滞在期間等々を入力しクレジットカードの番号を入れて決済のボタンを押しました。
すると何度決済しても「エラー」と表示されます。
クレジットカードを変えて実施しましたが、それでもまたエラーになりました。
改めて検索すると違うフォーマットが表示
列が消化され、少し焦る中、あらためて検索をして日本語の説明サイトにいきました。
確か、JALのサイトだったと思います。
そこには「タイ入国時はTDACが必要」とのことで正規リンクがあり、それをクリックすると先ほどとは異なる入力フォームが表示されました。
ただ、先ほどとは違って、データを入力して申請ボタンを押すと、費用も請求されずすぐに電子メールにQRコードが届きました。
「もしや先ほどのは詐欺では・・・?」と思い「タイ 入国手続き 詐欺」で検索すると「TDACに関連する偽サイト詐欺が多数報告されており注意が必要です」と警告文章がありました。
カード会社の「AI」が防いだ実害
ということで、決済エラーとなった先ほどの詐欺サイトで、自分のパスポート番号を含む個人情報を入力したので、それが盗まれたのではないかとの不安もあり、まず、日本のカード会社へ連絡しました。担当者にその時点の請求が成立しているかを確認すると「弊社のAIが不審なサイトと判定し、自動で決済をブロックしました」とのことです。
それがエラーの原因です。
結果として金銭的被害は免れたようです。
ただ、カード番号やセキュリティーコードまで入れて「申請」というボタンまで押しているので、不正利用を気にしてカード会社に質問しました。
「自分以外が利用した場合にのみブロックできますか?」ということですが、当然、利用者個別の判断や設定は不可能で、カードそのものを全面停止するか否かしか対応はありません。
さすがに現地滞在中にカードが使えないのは不便なので、カードは止めず、定期的にポータルサイトにログインして利用状況を確認することにしました。
なお、結果として不正利用はされていません。
終わりに
今回のミスは、やはり「焦り」です。
申請手順が変わったことも知らずに入国し、入国審査の列にならびながら焦って進めたことが原因です。
もしそこで決済されていたら、偽サイトは代行業務で高額の費用請求をする意図のようです。SNSでは同様のトラブルで「高額を請求された」という人もいるようです。
なお、この手口はタイに限らずどの国(アメリカの入国申請であるESTAも)もあるようで、やはり検索の上位にあるAdvのリンクをクリックしないことや、きちんと政府や関連機関の正式なサイトであるかの確認は必須ですね。
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