ブログ読者から「資産額を開示して欲しい」と要望があった件

2025-10-08

アーリーリタイア生活

t f B! P L

先日、ブログ読者の方から「資産額を開示してほしい」というご要望をいただきました。

理由は、「FIRE後の心理的・経済的な感覚や視界は、資産の規模によって大きく異なるため、具体的な数字を示したほうが理解が深まる」ということでした。

興味本位ではなく、「どの程度の資産があれば、どんな自由や安定が得られるのか」を知りたいし、匿名性のブログだからこそ、それができるのではということでした。

今日は、この件について僕の考えを綴ります。

読者の要望にある“知りたい本質”

FIREを実践している人の中には、数千万で始める人もいれば、1億円以上を確保してから踏み出す人もいます。

資産額によって、その「見えている世界」や「感じている自由の質」あるいは「安定感」は違うと思うのが普通です。

つまり、読者の方が知りたいのは「数字そのもの」ではなく、「その数字がもたらす心の安定や判断軸」ということです。

確かに、「その資産規模によって、どのような安心感や判断軸が生まれるのか」という心理的な構造を関連付けたいというご要望は理解できます。

僕が資産額を開示しない理由

一方で、僕はやはり、今も資産額を具体的に公開するつもりはありません。

FIREの成否も、心理的な構造も、金額の大小ではなく、資産の構造・支出との関係・運用や維持の仕方にこそ本質があると考えています。

また、セキュリティ面だけでなく、数字が独り歩きしてしまう危うさを感じているからです。

資産額を明示すると、どうしても「多い・少ない」という比較の視点で読まれてしまいます。

本来、僕が伝えたい本質は「FIRE生活そのものでの気づき」であって、お金は副次的な位置づけにあります。

ブログがそうした方向に解釈されたり参照されるというのは、思っている方向とは異なります。

僕が代わりに伝えたいこと

なので、僕がもっと開示すべきは「構造」だと思いました。

例えば、「年間生活費の何年分を資産として持っている」とか、「現預金と投資資産のバランスをどうしているか」、「生活防衛資金をどの程度確保しているか」といった具体的な枠組みです。

こうした構造を共有することで、読者の方も自分のFIRE計画を現実的にイメージしやすくなると思います。

終わりに

ということで、今後、僕が開示するべきものとして「構造」を意識していこうと思っています。

やはり、自分の気づきを記録するブログであると同時に、読者の方に参考源の1つになることが存在価値だと思っています。

FIREとは、金額を競うゲームではなくて、「健康・時間・お金」という3つの資源でいかに内的・外的(社会的)な関係や居場所を自分最適にするかの「自由の配分戦略」が大事だと思っているからです。

引き続き、「資産はいくらか」よりも、「その資産をどう生かしているか」を伝えることが、僕にとっての大きなテーマであり、長く普遍的に読者の方にも役立つ情報になると信じています。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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