仕事の「好き嫌い」と「早期リタイア」が直結するという考えに疑問があります。
まず「仕事が嫌いだから早期リタイアしたい」というのは完全同意です。これは単純明快なことです。
ですが別の組み合わせで「仕事が好きなら早期リタイアはしない」という主張を時々聞きます。
僕はこれについてはどうも疑問を感じています。
そこで今日は「仕事が好きなら早期リタイアはしない」という主張に賛同できない理由を綴りたいと思います。
かなりレアな考えかもしれないが
結論を言うと、僕の場合は「好きvs嫌い」というよりも「時間」をもって早期リタイアを決めました。
具体的に言えば、人生の残り時間を仕事に使う方が価値があるのか、自分のやりたいことに使うのが価値あるかという「時間の使い方」です。
やはり時間は有限なる資産なので、投資と同じく「何に使うとリターンが最大になるか」と思う訳です。
そのリターンというのは単純に「幸せ」と思っています。
もちろんこれは僕の考えで人によってさまざまだと思います。
それゆえ「仕事が好きだから早期リタイア(をできても)しない」と仕事を選択することもアリだと思いますし、仕事以外に時間を使うという選択も1つ(でもレアかも?)と思います。
仕事の辞め時の基準
そうした考えでいくと、仕事の辞め時をどういった判断で実施するかも人それぞれと思います。
僕の場合、仕事はある程度の自己成長には大事だとか資産形成には必要だと思っていますが、かといってそんな仕事ばかりを追い求めると後悔をすると思っています。
仕事を通じて自分の成長を追い続けるのは良いとしてどこまで求めるのか?
仕事を通じてお金を増大することを追い続けるのは良いとしてどこまで求めるのか?
そんな疑問が浮かびます。
最終的には人生の終わりで「仕事ばかりしてきた人生で良かったのだろうか?」なんて疑問を持ったまま終えたくないという気持ちがあります。
それがあって、ある程度のところまで仕事をやりきったら「もうこれで十分だ」と納得(満足?)してしまいました。
力が抜けたように仕事への執着も消えた感じでした。
仕事を通じた自己実現、資産拡大、社会的成功とか、そればかりじゃいつか人生に後悔すると思ったわけです。
もちろん仕事が自己実現そのもので仕事で人生を終えても晴れ晴れという考えの方ならアリだとは思います。
以上が、「仕事が好きだったり成功しているなら早期リタイアはしない」という主張は全ての人には当てはまらないと思う理由であり感覚です。
終わりに
まとめると、「仕事が嫌いだから早期リタイアしたい」というのは完全同意です。
ですが逆説的に「仕事が好きなら早期リタイアはしない」という考えは同意しかねます。
それを示すケースが「時間という有限資産の使い方」という考え方から生まれます。
仕事ばかりの人生より早期リタイアでやりたいことをやる生き方が価値あると思うケースです。
でもこれは、人生の残り時間が少ないと感じる高齢さゆえの現象かもしれませんし、FI(経済的自立)をしたがゆえに「仕事以外の選択」を取れるということもあるのだと思います。
とはいえこうした僕のような考えを「綺麗ごとだ!」とか「仕事が好きなんてありえない」と思う方も沢山いらっしゃると思います。
それゆえ僕の考えはレアかもしれませんが、でもこれは正直な感覚であって実在するわけで、これに賛同いただける方がいればポチっとしていただけると励みになります。