孤独死は年6.8万人-独身リタイア民の僕の備え

2024-06-16

アーリーリタイア生活

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独身アーリーリタイア生活は若いうちの今は気軽で楽しいものですがいずれ高齢期になると多くの面で生活上の不安が生じると感じています。

その代表が「孤独死」のリスクです。

2024年1〜3月に一人暮らしの自宅で亡くなった65歳以上の高齢者が約1万7千人確認されたことが14日、警察庁への取材で分かった。数値を年間ベースに単純に置き換えると、約6万8千人の高齢者が独居状態で死亡していると推計される。

高齢者「孤独死」年6.8万人 警察庁データで初めて推計

今日はそんな孤独死について綴ります。

孤独死について

孤独死は、一般的には一人暮らしの人が誰にも看取られることなく亡くなったり、その後しばらくは他人に発見されない状態となりうるものです。

独身生活をしているとそうした「孤独死」が少し気になります。

例えば突然死(元気な状態から脳卒中などで急に息を引き取る)が起きても1人だと救援を求めにくいとか、息を引き取った後に誰も気がつかないのではといった不安です。

でもこれは独身に限らず夫婦であってもいずれか残された一方にとって最後にはこうした事態は起こりえます。

そう考えると、大切な人などに看取られながら安心して旅立てるというのはとても幸福な最期なのだと思います。

「どうせ死ぬときは1人」とか「自分が亡くなったら後はもう関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、僕はそうは割り切れず、特に長い間発見されないと子供や周囲に心理的にショッキングさや罪悪感(見つけてあげれなかった等)の禍根を残してしまうのもイヤだからです。

高齢になって物理的に1人の生活を送る場合(施設等に入れば別ですが)こうした面での対処は必要だなと強く思います。

孤独死の問題を避ける家族のサポート

ちなみにいま老齢の母親にはほぼ毎日連絡を取るようにしています。

少しでも会話をすることでボケ防止となったり健康状態の確認をできたりしますが、同時に生存確認をするのが目的です。

母親としても「いざの時にすぐに気が付いてくれる」という安心感はあると思います。

時に僕はヒヤッとすることがあります。

母親の携帯や固定電話に何度も電話をかけても出ないときがあって、そして急遽、心配のあまり自宅にかけつけたりします。

ひとまず合鍵でドアが完全に開く瞬間にホッとします。

なぜなら、連絡に出ないのに家の中にいるならば開錠ができてもドアロックで引っかかって開かないからです。

家の中に入りしばらく待っていると「バスに乗って三越に行ってた!」と母親がのんきに帰ってくるとどこか嬉しかったりホッとするものです。

アーリーリタイアをして時間もあるからできることですが、普通は子供がいても働いているならばこうした対応ができるものでもありません。

もっと自動的にこうしたサポートが世の中にあると便利なのにはとは常々思ってます。

ということで最近の技術動向についてみてみます。

見守りサービスの自動化

田舎であったりコミュニティーとして緊密ならば周囲の住民であったり、珍しいところでは郵便配達員が「新聞がたまっていてる」とご老人を気にして孤独死を早期に気付くことがあるというのも聞きます。

また、既にあるのは自治体やボランティアによる定期的な見守りサービスや安否確認電話サービスなどもあります。

そういったサービスを使う手もありますが、最近はより技術進歩によって不可能だったことが可能になりつつあります。

それは生活反応が無いことを検知する様々な技術です。

生活反応の感知テクノロジー

自宅や個人レベルで生活反応を感知するサービスについてはいろいろと進化しています。

スマートホーム

高齢化の単身世帯の増加を見越して開発されているのがスマートホームの各種サービスです。

見守りカメラとして室内の生活音をキャッチしたり無反応の無い場合に異常検知として認識する方法や、上下水道の利用の有無、電気の点灯の有無、冷蔵庫の開け閉めなどです。

また、緊急時には音声認識を使って「助けて」とか「救急車を呼んで」という音声を拾い自動的に緊急センターに連絡通知したりといった機能などです。

こうした室内の動きを監視(といってもモニターでみるというより異常検知センサーをつけるということですが)はできるようになりつつあります。

ウエアラブルデバイス

また、個人の生体反応の検知はいわゆるウエアラブルデバイスが開発されだしています。

アップルウオッチでもできますが、例えば装着することで 心拍数、血圧、酸素飽和度、睡眠パターンなどのモニタリングができます。

これが時計だけでなくシャツで検知することも進んでいて、例えばスポーツ選手の運動中のコンディションもこうしたモニタリングで数値化されたり実況で使われるかもしれません。

将来の高齢者の誰もが寝ながらもアップルウオッチをするのはちょっと想像しにくいのですが、こうしたモニタ機能の備えたパジャマとかベッドとかで就寝中の状態をモニタしたり統計データから事前に病気の可能性を指摘したりは、今後も医療保険分野でも応用されると思います。

終わりに

アーリーリタイア生活中の今はまだ孤独死は直近の問題には感じていません。

ですが少なからず自分事になってくるでしょうし、後期高齢者となる頃にはこうした技術の進歩で「安心して過ごせるお一人様生活」が訪れると良いなと、現役時代に間接的に携わったIT技術の行方を追い続けてはいます。

個人的には、こうした技術を取り込む工事やサポートサービス契約など出費をしても利用したいとは思っています。

残された親族や子供に迷惑がないようにしたいですからね。

とはいえ、やはり自分が看取られるような人間関係の環境は作っておきたいなと思うのも歳を取ってきたからかもしれません。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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