過小評価していた「年金」をストックで再評価した

2024-06-20

資産形成・資産運用

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片道切符でアーリーリタイアをしたので経済的には「年金と資産所得」に依存しています。

そんな依存構造のなか、今後の20~30年の資産全体の安全性や安定性について少し考えてみました。

するといまさらながら「現役時代は年金の価値を過小評価していた」と思います。

今日はこの年金と資産(金融資産)に関し、長期的目線で評価した方法と気づきを綴ります。

過小評価をしていた理由

そもそも現役時代、年金は「ねんきん定期便」という薄っぺらい紙に書かれた「見込額」には「60歳まで収入が続いた前提」といったあやふやなものでした。

なので最終的にはリタイア前に年金窓口で無収入となった場合の受取額を確認しましたが、そもそも年金に対しては、

①アーリーリタイアをしたら年金は減る

②年金という仕組みは破綻せずとも構造的には問題をはらんでいるので長期的にはあまり当てにならない(=当てがはずれるのを恐れて過大評価を警戒した)、

③国にコントロールされた年金より自分でコントロール可能な「金融資産」のが安心、

といった理由で年金を当てにせず過小評価していました。

ですがいまはこの考えに少し修正を入れています。

リタイア後の資産構成

リタイア後の収入として定期的に入金されるのは「年金」と「資産所得」です。

それゆえリタイア後のシュミレーションではそんなキャッシュフローベースで実施します。

そして、

(年間生活費)≦(年金収入/年)+(資産所得益/年)

を目指して、資産を貯めようと考えたり、これによって取り崩しを算出したりします。

でも今回はあえて「フロー」より「ストック」として比較してみました。

その方が「資産としてのインパクト」がよりわかりやすいのと、そのボリュームゾーンに応じた節税対策や情報収集の力点もわかるからです。

それがこちらの図になります。

(前提)

・資産額は金融資産のみ(不動産は含めていません)

・年金収入額は「4%相当で運用できたもの」とみなした場合の原資として逆算した

例:200万円の年金なら200/0.04=5000万円

*5000万円を4%で運用して年200万

すると、僕の場合は資産所得が58%で年金系所得が42%(うち公的年金は24%)です。

予想より年金は資産換算すると大きいと思いました。

資産区分の持つ安定性と安全性

金融資産と年金資産の関係は、サラリーマンを長く勤めれば公的年金部分は膨らみますし、より多く貯蓄できれば金融資産部分は膨らみます。

従って比率は個人差があるわけですが、でも2つの資産区分の特性は万人にとって共通です。

個人的には、その資産のうち「より安定性や安全性の高い特性があるのは”年金”」だと思っています。

もちろん年金受給額が70歳開始となる方向だったり、材料は明るくはありません。

とはいえ国としては国民の生活影響を考慮し一気に変更は加えず年齢に応じた「移行措置」を取るはずです。

さすがに年金は生活への影響が大きく国民の反発を誘発するリスクがあるからです。

将来は資産課税が狙われる

今後20~30年といったスパンで考えると、より政治経済のプレッシャーやリスクにさらされるのは「年金」より「金融資産」だと思います。

というのは、いずれ財政難や少子化問題を抱える日本なら、

・資産が生み出した利益への課税だけではなく、資産を所有していること自体に課税を加速させていく方向にあるし、それによって影響を受けるのは資産を持っている人たちに限定される、

・国全体が疲弊していく中で国としては潤ってるところを崩していくのはごく自然なアプローチ、

・公的年金は物価にスライドさせて(インフレで受取額の実質価値は減りますが)受給額そのものは増えるし、そうしないと反発も大きい(*)

*もちろん国は姑息なので「年金控除」で操作したり「移行措置」でウエイトを強め、実質受給額を減らすかもしれないので警戒は必要です

*僕の年金のうち「個人年金」はインフレでも受給額は増えないので金融資産側に入れても良いのかもしれません

将来に向けた対策

というなかで、いまの「資産」として見た場合の影響度を考えていくと、僕の場合は最低でも58%の金融資産側がリスクに晒されるなか、それをどう防衛していくかがより大事だと思っています。

もちろん同時に、政府は「国民による投資を加速させたい」のでそこに絡む優遇措置は残らずメリットを享受するようにしたいと思っています。

終わりに

以上、年金の実態を明らかにするためにストックベースで試算しましたが、年金の量的価値も認められましたし、先行き懸念が大きく問題をはらむと思った年金は相対的には安全性も高いと思いました。

中長期的な資産防衛の観点で過小評価してきたことを自身への注意喚起の観点で記事にして残しておきます。

なお改めて資産形成をしていくうえで最大の敵であり味方は「国」だと思っています。

全ての国民の私有財産を「ルール(税金)」という武器でコントロールできる立場にあるわけで、でもそんな「国」の考えを先回りしながら資産防衛をするのは意味あると思っています。

ゲンナリする現実ですが、感情で捉えて怒りやら悲しみをもったところでその現実は変わりませんしお金も増えません。

リタイア後も淡々とその現実を受け止め隙間を全力で泳ぎ続けるのみです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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