FIREが遅すぎると「損な人生」となります。
それを測るモノサシが2つあって「過去の犠牲の回収」と「将来のやりたいことの全消化」です。
学生の受験戦争も社会人時代の仕事も、自分に我慢を強いた「犠牲」があるので、それを回収するようFIRE後は楽しい日々を心がけています。
また残りの人生でやりたいことも全部やりきりたいとも思っています。
問題は、健康寿命という時間的制約です。
その人生の残り時間でそんな「過去の犠牲を回収」し「将来のやりたいことの全消化」できれば得で、できなければ損、という分岐点が「損益分岐点」です。
今日はそんな分岐点を意識してFIREすることが大事だと綴りたいと思います。
FIREでの損益分岐点
まず分岐点のイメージ図がこちらです。
損失曲線(A)は「犠牲・やれないこと(やりたいの先送りする)」の曲線です。学生時代の受験戦争や社会人の仕事の苦労が合算したもので、社会人スタート時点から右肩上がりで損失(犠牲)が増えます。
利益曲線(B)は「FIREをすることで得られる楽しさ」で、FIRE時点から急速に増えます。
そんなAの損失曲線に対しBの利益曲線が追いつく地点が「損益分岐点」です。
なお、45歳でFIREし60歳に損得がブレイクイーブンになる形を絵にしていて、すると60歳以降は「利益」が多くなるわけです。*あくまで概念的に捉えるためのサンプルです。
この2つの曲線をばらしたものが以下で、両者を合体させ損益分岐したのが上の絵です。
FIREのタイミングが遅いと回収できない
次に、FIREをするタイミングを45歳から60歳にずれしたとすると(点線から実線にずれると)損益分岐点が先に延びてしまいます。
この図の場合は90歳で、ちょうど右端です。
つまり、軸の右端は人生で与えられた寿命で、80歳か90歳か100歳かはわかりません。ですがその有限な時間枠(右側の壁)までに損益分岐するのが望ましいのです。
損益分岐点(利益)が意味するもの
この分岐点を目指すことで「人生で得をしよう!」と言いたいわけではありません。
損得は最終的には個人の価値観が決めるものです。
ただ、誰でもが「後悔のないように生きたい」というのがあると思います。
僕にとってはそれが具体的には「過去の犠牲の回収」と「将来のやりたいことの消化」が基準になっています。
それを回収・消化できる損益分岐点に到達すれば「人生、もう後悔は無い」と思えるからです。
人によって基準は違えど、考え方のフレームはこうなると思います。
分岐点について自分のプライベートな内容は過去に記事にしています。
FIREの価値
いま僕は早期リタイアをしてから丸2年が経とうとしています。
この2年で人生の息抜きっぽいことをしたり、楽しんだり、チャレンジしたりと気ままに過ごしました。
でも「どこに向かっているか?」とずっと考えてきたわけですが、やはり行きつくところは「悔いが残らないようにしたい」という地点です。
損益分岐点はそんな「悔いが残るか残らないか」を表す端的な分かれ道であり、「ここまでいけばもう人生に悔いはなく安心」と思える地点でもあります。
いまは「損益分岐点」に向けて「健康に過ごしながら過去の犠牲の回収と将来のやりたいことの消化」を目指しています。
終わりに
FIREは「人生の悔いが残る・残らない」の損益分岐点に早く到達させる最善の手段
と表現できる気がしています。
YOLO(You Only Live Once)。人生は一度きりなので、大胆ながらも計画的に「損益分岐点」を意識してFIREすることが、賢明な人生だと思える次第です。
と、やはりFIRE推しの僕です。。
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