アーリーリタイアをしてから平日の朝８時前後は自宅マンションのエレベーターを利用しないようにしています。
その時間、会社に向かう男女の居住者たちでギュウギュウ詰めです。
一分一秒が大事なサラリーマンの朝の時間帯、中層階に住む僕が乗り込む時に「途中の階に停まりやがって！」という空気を避けたいからです。
そしてなにより、サラリーマンの出勤時の憂鬱さを思い出したくないからです。
ということで９時頃になってエレベーターを使うのですが、先日、その時間帯ならではの「FIRE民であることを恥じるエピソード」がありました。
今日はそれを告白します。
朝９時のエレベーター利用者たち
平日も朝９時となると、エレベーターはピリピリした出勤層とは違う利用者に変わります。
僕が先日乗った時は４組の親子がいました。
普段はご老人であったり、若いママが子供を保育園に送ったりなど、どこかのどかで緩い感じです。
ですがその時に限っては「若いパパｘ保育園に通う子供」という４ファミリーでした。
「育児パパが時差出勤で子供を保育園に連れていくのか・・大変だ・・」と思いながら乗り込みました。
子供がぐずる
すると１人の男の子がぐずっているようです。
「せまいよ～、行きたくないよ～」と。
僕が乗り込んで一歩ずつ奥に入った人たちの圧迫で、最奥の男の子が窮屈に感じたのでしょう。
すると男の子が背後でこんなセリフを言ってます。
「みんなおとうさん、おちごと行くの？（＊お仕事です）」
そのお父さんは「そうだよ、みんなお仕事にいくんだよ。〇〇君もちゃんと保育園でいい子にするんだよ！。。」
・・・・
「ああ、俺、おちごとに行かんけど・・・無職やし。」と思っても、そんな素振りをみせずサラリーマンより早足でエレベーターを降りて会社に急ぐふりをしました。
マックのハッピーセット
僕が急いで向かったのは実は「朝マック」です。
マックについてさっそくレジのお姉さんに、
「プチパンケーキ、ハッピーセットで。。」とオーダーしました。
先月から期間限定で「星のカービィ」がおもちゃとしてついてくるハッピーセットです。
カービィの丸い体に手足がくっついて、目が潤んだ感じが、なかなかです。
僕の子供達が小さい頃から縁があるキャラクター（＊）で、姪っ子にサプライズプレゼントをできればと勇気出して買いに来ました。
＊著作権の関係で写真を掲載できませんのでぜひ「星のカービィ ハッピーセット」で検索してみてください。
やはり子供の指摘か
僕の注文の対しマックのお姉さんは目いっぱいのマニュアル笑顔で、
「お客様申し訳ございません。カービィは全品売り切れでございます」
とハキハキと大声で言いました。
おっさんが１人、朝からハッピーセットを注文するのも腰が引けていたのに、お姉さんに正面からバサッと切られた気がしました・・。
さっきは小僧くんに後ろ指をさされたばかりなのに・・。
ということで何事もなかったかのように「じゃあメガマフィンとアイスコーヒーLを単品で！」と注文しました。
ハッピーセットが売り切れという不運は、無職の僕に神様が天罰を下したのか・・なんてはずは無いとは思いますが、残念な気持ちでした。
FIREと教育の実態づれ
僕の早期リタイアは子供が成人してからです。
でももし子供が小さくまだ教育することが多い段階での無職FIREだと「なんで僕が勉強してお父さんはずっとテレビみているの？ずるい！」なんていうのもあり得るのかもと思いました。
いわゆる「大人ってずるい」を植え付けちゃう「言葉と行動の不一致」です。
そもそも子供に「FIREとは」なんていうのは理解不能ですからね。
世間の若いFIREパパやママはどう教えているのだろう？？と疑問に思いました。
終わりに
さて、そんな他人の心配よりも自分の心配です。
僕はリタイアをしてから「リタイアをして毎日何をしているの？」と回答に困るような質問をされます。
今後は「現役時代は仕事をするふりをしたが、リタイア後は仕事に行くふりをするよ・・」と言おうと思います。
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