思いもよらず、独身FIRE生活がやや単調に感じるようになり、メリハリや刺激をもって打破するべく取り組んでいます。
そんな探索の1つで「家出」を考えました。
独身なのに家出・・・とは、つまり家を捨てて「アドレスホッパー」となるライフスタイルです。
アドレスホッパーとは、定住する家を持たず、ホテルや民泊、シェアハウス、ゲストハウスなど数週間~数カ月単位で気の向くままに滞在するライフスタイルです。
今日はこの「アドレスホッパー」について検討したことを綴ります。
アドレスホッパーとは
アドレスホッパーとは、アドレス(住所)をホッピング(転々とする)ということで、定住をしないことですが、いわゆる多拠点生活とも似ています。
多拠点生活との違いは、多拠点型が特定の場所(自宅や賃貸など)を行き来するのに対し、アドレスホッパーはサブスク(月額費用ベース等)で提供される施設を利用したりします。
結果、アドレスホッパーは宿泊先のバリエーションが多く、またそれをサブスクで利用できるため経済的となります。
いずれ多拠点生活やプチ移住をしたい僕は、アドレスホッピングでまずは国内外の知らない土地をあちこち訪れ、より好きな場所を固めればベストな活用だと興味を持ちました。
アドレスホッパーと自分の生活ニーズの相性
ですがそんな魅力的なるアドレスホッパーは、いまの自分のニーズに合致しない難点があります。
ルームシェアやバストイレ共同のハードル
学生の頃のバックパック旅行ではルームシェアもバストイレ共同も気にはなりませんでしたが、さすがにこの年齢ではプライバシーは必須です。
サブスクで提供される月額10万円を切るサービスは複数ありますが、シェアハウス型の施設が多かったり(一部、個室完備の施設あり)でプライバシーニーズに合いません。
別荘型のハードル
とうことで、少し価格帯の上をみると、各リゾートなる地方の物件を扱うところがあります。
個人が保有している別荘が、オーナーが利用しない空室期間を有効活用する目的で、こうしたサブスク会社が代行してユーザに提供するシェアリングモデルです。
それこそ軽井沢などの豪華な一軒家(別荘)が提供されますが、わりとロケーションが山間部僻地だったりなので、独り山奥の一軒家に閉じこもるのは「広すぎ寂しすぎお化け怖すぎ」三重苦です。最近はクマも怖いですからねぇ~。
住むように暮らせないハードル
ということで、利便性の良い場所で、広すぎず狭すぎずの適度なプライベートスペースを調べると、今度は行きついたのが大手ホテルチェーンやディベロッパーのサブスクです。
実際、ブランド力も高くて安心でき、全国主要な地方都市部に物件があります。
と、僕のニーズには合うのですが、唯一の問題が「生活感がない」というものです。
ホテルタイプなので、キッチンなどもなく、地元の食材で調理したりなどの生活感まで味わうことが叶わないのが惜しいところです。
アドレスホッパーに求めているもの
こうしたアドレスホッパーを調べながら、FIT&GAPをするうちに、自分が何を求めているかが明確になってきました。
それは「多拠点生活を通し各地域の良いところをメリハリもって感じ続けられる持続的な体験型の幸福感」を得ようとしていることです。
それに対し、現状のアドレスホッパーは「節約志向の要素」が色濃くなってます。
一般的には「家賃が高い大都市に住んでいる人が、家賃の支払いのために仕事するような状況に疑問だ」という発想から「だったら、家賃~光熱費などの固定費を無くすアドレスホッパーで生活コストを下げてみるか」というニーズに訴求していることです。
事実、アドレスホッパーでリモートワークをしている人も多いようです。
僕としては、節約志向よりQOLを重視したいので、清潔感のある施設と利便性を、感覚的には今の生活水準を基準に考えているので、かなり難しい要求になってしまいます。
すると現実解は「そこそこ」のところと「ちょっと良さげ」なところの交互に組み合わせながら、時にはこうしたクルーズ船での長旅とかも入れると、刺激があっておもしろいと思っています。
ちなみに以前はクルーズ船オンリーの方法を考えました。
終わりに
アドレスホッパーなるサブスク型のライフスタイルというのはなかなか強烈です。
ですが今どき、アマゾンだってどこにいても宅配を受取る方法もあれば、ジムだってanytime fitnessのように全国展開しているサービスもあります。
時にクルーズ船や、時にキャンピングカーとか、時にホテルや別荘型、時にグランピング。あれこれ組み合わせながらは多彩な生活が広がりそうです。
なお、僕の実現方法だと、今の自宅持家は賃貸に出し、東京郊外で安い賃貸を借りて、そこに荷物を置き住民登録もすれば、アドレスホッピングなるベースはできそうです。
現実には親とかもろもろ、東京を離れられない事情がありますし、断捨離も必要です。
いずれ「ホームらしいほっとする贅沢を国内外ホッピングで上手に実現するライフスタイル」なんて刺激的な「家なきFIRE生活」もおもしろいと思っています。
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