FIRE生活を送る以上なるべく「良いFIRE生活」を目指します。
その「良いFIRE生活」たる条件はリタイア生活2年目にして変化してきました。
リタイア当初は「好きなことを思う存分にする」というだけで、サラリーマン時代にはない解放感から「良いFIRE生活」と感じました。
それが2年目ともなると「できることの多さ」が重要に感じます。
つまり「できることが多い(=選択肢が広い)ほど、そこから好きなことを選んでやるときの価値がでる」という法則です。
「選択肢の広さ」が大きな決め手で、これはサラリーマン時代の生き方が大事だったりします。
今日はFIRE生活を際立たせる「できることの多さ(=選択肢の広さ)」について綴ります。
良いFIRE生活の定義
良いFIRE生活というのはミクロでは個人差があります。
思う存分「旅行」をしてFIRE生活の良さを実感する人もいれば、資格取得や本を読み漁るといった「学び直し」が充実したFIRE生活と感じる人もいます。
ミクロでの個人差はあれど、マクロでは「好きなことを思う存分にする」という共通項に収れんされます。
それが良いFIRE生活の条件になります。
リタイア直後のボーナス
ただしリタイア直後はサラリーマン時代の「制約」からの解放で「好きなことを思う存分にする」というだけで新鮮さが格別です。
ところがそんなリタイア生活が日常となると、新鮮さのボーナス期間が終了します。
ほんの少し「好きなことを思う存分にする」という以上のなにか「モノ」を求めてしまいます。
それが僕にとっては「できることの多さ」という選択肢の広さです。
できることが多いとは
できることとは、経済的な事情や、年齢体力的な制限、あるいは能力的な観点で差が出ます。
そもそも経済的に実行不可能だったり、年齢体力的な制限で無理だったり、能力的に可能でなければ、「できないこと」になります。
いくら「好きなことを思う存分にする」と思っても、そのリストから自動的に外れてしまいます。
ですがそうした「できること」が多いと、いざ「好きなことをやる」という時に、そこから外す(あえてやらずに捨てる)ことになります。
その、「やりたいことを選ぶ」という裏で捨てるものが多いほど、その「やりたいこと」の相対的な価値が高く感じます。
これが最近感じる「できることの選択肢の広さ」が大事だという理由です。
できることの生産活動
振り返ると、「できること」を増やすのはやはり社会人生活だったと思います。
「経済基盤を作ってできることを増やす」のも「スキルや人生経験を積んでできることを増やす」というのも、FIRE後というよりは、やはり会社員時代が近道だったと思います。
FIRE生活になってなおさら実感することですが。
終わりに
会社員時代は人生経験を積んで「できること」を増やし、FIRE生活は自由意志を持って「できるけどしないもの」を選び、そこに残されたものが「選りすぐりのやりたいこと」という大きな宝物だ。
こんな状況にすることがリタイア2年目にして感じる「良いFIREの条件」であり人生のカラクリです。
勝敗の形成はFIRE生活という土俵に上がる前の会社員時代に大きく決定づけられるとになります。
万が一、会社員時代の努力が、賃金や待遇としてリワードされない不遇なサラリーマン生活であっても、いずれFIRE生活がくればそれを救済してくれる、とも言えますね。
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