アーリーリタイア後に自分自身にもいろいろな変化が起こります。
そのなかで、あからさまな変化ではないのですが、ジワジワと訪れた「恵みとなる変化」があります。
それは「心の余裕が生まれる(増える)」という変化です。
ただ、それがどこから、いかに来るのかがピンときませんでした。
今回はリタイアで心の余裕が生まれるメカニズムを考えました。
心の余裕とは
心の余裕というのは、イライラすることもなく、問題が起きたり思うようにいかなくても、平常心でいられる状態です。
人に優しくできたり、何事にも感謝の気持ちを持てる状態です。
サラリーマン時代は、やはり時間に追われたり、自分のペースでできないこともあり、何かとイラっとしがちです。
リタイアすると、こうしたことがほとんど無くなるのも、心の余裕が生まれたからです。
心の余裕の源泉
リタイア後に心の余裕が生まれる理由として3つ思い浮かびます。
それはリタイアによって、①ストレスのなさ、②時間的余裕、そして③自己決定権が得られるからです。
人によってこの重みは変わるかもしれませんが、僕のなかでは、①<②<③となっており、それぞれ、以下の意味を持ちます。
ストレスのなさ
リタイア生活でもともとストレスがないので、多少、思う通りにいかないことがあっても「イラ」っとくるような沸点まで程遠い状態です。
目の前で電車に乗り遅れても、自分が並んでいる窓口の列だけが進まなくても、だからといって「イラ」っとはしません。
時間的余裕
また、時間に追われる生活をしているかどうかも、大きくかかわります。
時間に追われているサラリーマン時代は、仕事が終わった直後でも、まだ仕事モードを引きずっていてせっかちだったりします。
ストレスの無さに加え、時間に余裕があることで、かなり安定した心の余裕が生まれます。
自己決定権
ただ、そうしたストレスや時間的な余裕があっても、どうしても僕が譲れないのが「自己決定権」です。
何事も自分で決められるという状態こそ「心の安定」を生むもので、それが「心の余裕」につながっています。
もし、ストレスもなく時間的余裕があっても、誰かの判断にいつも委ねないと物事を決められない状態では、やはり「心の余裕」というのは生まれないと思うからです。
なぜ「じわじわ」と訪れるか
こうした「心の余裕」がリタイア後にじわじわと来るのは、ストレスや時間的余裕、自己決定権というものは「目に見えないもの」で、それらを感じ取るのに時間がかかるからだと思います。
例えば、リタイア直後に、目覚まし時計のない生活をしたり、好きなことを好きなだけしても、まだそれが「サラリーマン時代の週末や長期休暇」と「リタイア後」の違いがピンときません。
少しずつサラリーマン時代の習慣やマインドが無くなり、何事も自分で決定できる状態が続くと、ようやく心に定着してくる感じでした。
終わりに
この「心の余裕」というのは、リタイアによって得られるもののなかで、とても価値が大きいと思っています。
日々、感謝する心を持てたり、ポジティブに考えたり、あるいは他者と比較することない心穏やかな自分を作る「オオモト」となります。
ジワジワと生まれるので目立ちにくいがゆえに、この存在に気が付いて、それが希少価値の高い「リタイアのメリット」だなと、最近は強く思うようになりました。
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