リタイア後、月末時点の総資産を毎月分析し、その健全性をモニタリングしています。
今回はFIRE後17ヵ月目(2023年9月末)の分析です。
なお、僕のアーリーリタイア生活は「お金を気にせず平穏に暮らしたい」と願っているゆえ「ほったらかし資産運用」を実現するべく、資産配分は低リスク資産構成にしています。
そのなかで、なんらかの問題がないかを把握するものです。
また、総資産額もリタイア時点との増減推移を把握しています。
それは、リタイア生活で「お金が減っていること(=有効なお金の使い方ができていること)」を重視しており、その減り方などが順調かも把握する目的です。
ということで、2023年9月末時点(17か月目)の資産内訳と推移がこちらです。
金融資産の内訳
「ほったらかし資産運用」を実現したアセットアロケーションが以下の通りです。
各グラフについての課題を分析しました。
①通貨別構成(グラフ左端)
結論:問題なし
外貨建ての資産比率が全体の50%を占めており、これは昨今の円安で資産額(評価額ベース)を押し上げる効果になっている。
この通貨分散(グローバル分散)は米ドル、欧州ポンド、アジアはバーツで、この比率は5:3:2。
なお、バーツは原油高に弱く、現状、ややバーツ安となり苦戦気味。現地不動産として保有しているので投資の出口はこの先5年後以降の方針ゆえ、直近の為替上下は気にせずにいこうと思う。
②種別構成(グラフ中央)
結論:やや問題あり
円預金(21%)はいまだ比率が大きい。
これはもともと現金ポジションで投資機会を伺っていたものだったが、昨今の「ほったらかし運用」に移行するなかで、円預金が無駄に放置されている。
直近の資産取崩しをする日々を踏まえ、幾らの現預金を保持するかを再検討することが必要。
③リスク別構成(グラフ右)
結論:問題なし
昨今の経済事情やインフラなどを鑑みても、7割が元本保証ということで資産安全性はほどよい。
ちなみに現預金については、その構成を①預金として保持し続けるもの、②投資準備金として活用するもの、に分けていきたいと思います。(下図)
資産額の推移
金融資産額の状況はリタイア時と比べて以下の通りです。
①金融資産総額(評価額ベース):102.0%(前月より0.6ポイント下落)
②金融資産総額(評価益を除外):98.93%(前月より0.48ポイント下落)
つまり、実際には資産を取り崩しているので、リタイア時点よりも1.07%減っているわけですが、資産の評価額ベースでは2%アップということです。
それだけ為替評価額(ドルとポンド)や株価上昇が押し上げてることになります。
ただ、全体としてほぼ横ばいなわけです。
リタイア生活は「お金を有効に使う」を目指しているなかでこれだけ横ばいというのも、ある意味、問題です。
近々、四半期ごとの支出分析をするので(7~9月分)、そこで支出の現状をみながらこの点を再検討する予定です。
経済的自由の軸による資産運用の進捗
先般から続けている「お金に囚われないための改善アクション」として進めている3つの指標の進捗を記録します。
指標1:資産運用の放置度
考え方:資産運用や資産管理に手間暇かけず、きちんと放置しているか?
理由:経済的自由のためにリタイアしながらお金ばかりに向き合ってもしょうがない
結論:40点(先月)→40点(今月)
反省点:資産運用は放置しているものの、自動化や透明化などの改善活動は、今月、何も手掛けていませんでした・・。反省。。。
契約中の各資産の満期や利率などの一覧を作り、スケジュール表にする(いつ、満期を迎えるかが一目でわかる)を、今月、作ってみようと思います。
指標2:資産運用の利益率
考え方:資産運用部分が効率的に利益を生んでいるか
理由:資産運用の「想定利益」に対する「実績」が順当かを把握する
結論:30点(前月)→ 30点(今月)
反省点:これも同上。
スケジュール表に満期とともに現状の利益を入れて一覧にしていこう。
指標3:資産の減少率
考え方:現預金が想定通りに支出でき、価値あるものに使っているか
理由:リタイア以降、大きなテーマは「いかにお金を上手に使うか」であるため
結論:30点(前月)→ 30点(今月)
反省点:この点も何も実施せずに進捗なし。
資産取崩しの日々のなかで、お金を価値あるものに使っていく(資産が減っていく)がさほど進んでいません。
以前、いかに資産を減らするかのシュミレーションをしましたが、どうもまだ、ピンときていません。ここから見直しです。
終わりに
9月はさほどお金関連のことを進めておらず、良い意味では「お金を意識せず放置している」わけですが、だからといって「まるで資産運用や管理において発展性がない」というのも問題です。
10月に実施すべき課題はこの記事のなかに書いた通り(以下)なので、しっかり実施したいと思います。
備忘録
・契約中の各資産の満期や利率などをスケジュール表に落とす
・現預金についてその適正保有額を再度検討する
・資産を減らす(=有効なことにお金を使う)をどう進めるか再検討する *ただし、上記の現預金の適正保有額を下回らないよう整合性も確認する
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