FIREが僕の投資運用を思わぬ方向へ大転換させた訳

2023-09-15

経済的自由・FIRE

t f B! P L

会社員時代とアーリーリタイアをした今で、投資や資産運用のスタンスは正反対です。

まさかこうも違うとは思ってもいませんでした。

一方で哲学(?)というか本質レベルでは変わらないものです。

今日はそういったお金の「向き合い方」や「作り方」が違う一方で、本質的に哲学は共通するという気づきを綴ります。

お金の向き合い方の違い

お金の向き合い方は

会社員時代は「いかにお金を効率的に増やすか」、

リタイア後の今は「いかにお金を有効に使うか」、

という違いが僕にはあります。

リタイア後に「使う」と変化した理由は「少しばかりの余剰資産が出来たから」なんてことではありません。

今も昔も贅沢したいわけじゃなく、倹約マインドはなんら変わりません。

近々実行する四国旅行も1泊5000円の宿ですし、どうせホテルは寝るだけなので、多種お風呂があるカプセルホテルでもいいと思うぐらいです(さすがに走行距離が1日300キロあるのでやめました)。

つまり、変わったのは倹約感覚ではなく価値観です。

会社員時代は、家庭を支えることに価値を置き、その将来の安心のためお金を作っていましたし、仕事も忙しく使うことにさほど関心も行きませんでした。

一方でリタイア後は、そんな家庭(養育)も役割が終わり「家庭を支える」なんて大義もありません。仕事もせず時間があるので、関心は「やりたいことに有効にお金を使う」になっただけです。

ただ、前述の「お金を意味あるものに使う」は簡単ではなく、それは自分が大事と感じてること(=価値を置いているもの)を理解していないといけません。

自分が大事ななものを持っていないと、世間が羨むもの(=意味ない贅沢)にお金を費やすだけの、無意味な使い方になる気がします。

つい先月、親孝行の目的でハワイ旅行をしましたが、自分が大切だと思う家族の思い出という体験に使う意義は実感できました。

【FIREと親孝行】ハワイ旅行の総額と体験価値について

お金の作り方の違い

お金の作り方も会社員時代とリタイア後では大きく違います。

会社員時代は「いかにお金を安全・効率的に増やすか」でした。

1点突破で投資するより、広く網をかけることで効率性や安定性を出しました。

常套手段かと思いますが、「給与収入はなるべく増やし、生活は節約をし、貯蓄は投資にまわし、節税をする」というルールが根底にあり、やり方として「資産は地域分散(外貨)、種別拡大(株、社債、不動産、外貨保険、金などいろいろ)、時間軸分散(年金系投資から少し短期投資)」が自分に合ってました。

リタイア後は「いかにお金の事を忘れながら守るか」です。

投資・資産運用に使う時間をほぼゼロにしてお金を忘れることにしています。

そのため、会社員時代のように「気ままに儲かりそうなところに投資をする」というより、「安心して放置していられる理想形」を持って、そこに向けて資産の再配分(通貨配分、資産種別配分、リスク別の妥当配分)をリタイア後に取り組みました。

お金の向き合い方も作り方も違うが哲学は一緒

以上のように、会社員時代とリタイア後では、お金の向き合い方(効率的に増やす→有効に使う)も、作り方(多様な方法で増やす→理想の形で配分放置する)も違います。

ですが本質的には「哲学は共通」です。

それは僕自身が信条としている

・お金を作るには何らかのリスクを取らねば無理(リスクなく儲ける方法はない)

・そのリスクは与えられた環境や状態を最大限に活用してヘッジできる

という共通した「自分のルール」です。

それにのっとり現役時代はサラリーマンであるメリットを、リタイア後はFIREならではのライフスタイルのメリットを活用しきるということです。

サラリーマン時代のサラリーマンであることのメリット活用

投資リスクはサラリーマンとしての心理的、制度的、機会的、社会的なアドバンテージを活用しきって進めました。

その結果がいろいろ手掛けた投資です。

リタイア後はFIREによるライフスタイルを活用

FIREで得た時間的自由や地理的自由で、例えば海外へプチ移住するライフスタイルも視野に入れているゆえ、そのmライフスタイルをリスクヘッジに使います。

例えば、今後10年で住みたいかもと思える国内外の場所の不動産投資(時間をかけて現地物件を視察したり現地生活の様子も含めて観察)をしましたし、外貨資産は為替リスクがあれば円転せずに現地通貨で使う代替案でリスクヘッジしていく計画です。

そもそも、リタイアしているので投資回収はいつでも構わない(プロのように一定の期間で一定の成果を出す縛りがない)のでより最適タイミングを狙ったり、長期投資が可能です。

終わりに

以上が、リタイア後の投資・資産運用を振り返りながら感じたことです。

結局、投資や資産運用はそれぞれ個人の置かれた環境や状況で正解は異なってくると思います。

なので、投資は正解を探すより自分らしいやり方を作るのが良いのかと思います。

もちろん僕がここで書いてるのが「世の中の正解だ」なんてこともありません。

世の中、FIREをして攻めの投資をガンガンするという生き方も当然あります。

こうして、リタイア後、お金との向き合い方が180度変わったり、普遍的に変わらないこと(哲学)を体感したりで「お金は人生の目的ではなく、人生と向き合う手段だ」と実感する今日この頃です。

そうさせたのがFIREで、もしいまもサラリーマンを続けていたら果たして気が付けたかは疑問です。引き続きリタイア生活に流されるまま身を任せていきます。


ランキングも参加してます。参考になったり面白かったり応援して頂けるなら、こちらもポチっとしていただけると励みになります。

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

にほんブログ村


自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

QooQ