アーリーリタイア/FIREをすると人間関係が健全になります。
健全とは「仕事上、避けることができなかった人間関係をリタイア後に切り捨て、自分に居心地のよい人間関係だけ残す」という状態です。
職場の人間関係は円滑でしたが、それでも気が合わない人と一緒に仕事をするストレスがあったと、リタイア後に感じます。
今回、そんな人間関係がリタイア後に健全になるという価値をビジュアル化してみます。
人間関係を表す親しさサークル
人間関係は「親しさサークル」で描くとわかりやすいです。
親しさサークルとは、基本は3つの輪で書きます。
輪の中心に自分を置き、その自分を取り巻く周囲を、①重要な他者、②それなりに重要な他者、③職場などのコミュニティー、で構成させるサークル(ドーナツ状の輪)です。
中心からの距離が近いグループが「重要な存在」という表現です。
親しさサークルでリタイア価値をビジュアル化する
この方法でリタイアによる人間関係の断捨離の価値を描きました。
僕の親しさサークルは次のようになりました。
リタイアによって捨てたのは、黒く塗りつぶされた「会社関係の利害者」という部分です。
そここそ、僕が現役時代に抱えていたストレスゾーンです。
利害者というのは、概して、
・尊敬できない変な人(自分の立場だけ考えている等~)
・なんとも気が合わない人
・仕事上の利害だけでおつきあいしていた人
というものです。
人間関係の断捨離で発生すること
リタイア後、このストレスゾーンが消滅するのに2つの現象がありました。
①自分からコンタクトを残さないグループ
仕事を辞めるうえで、自分のプライベートの連絡先を残した人とそうでない人がいます。
その振り分けは、自分自身の気持ちで決めました。
その結果、コンタクトを残さなかった人は、会社を去るとともに断捨離することになったグループです。
②自分はコンタクトを残したが向こう側が利害関係と捉える人
また、自分はコンタクトを残したのですが、先方は僕を必要としない人もいました。
つまり、会社員であった僕の肩書や立場とつきあっていた利害関係者で、肩書きのない僕自身とのおつきあいをしたくないと、ドライに考える人です。
そんな利害関係だけのつきあいというのも、リタイアによってはっきりします。
その結果、自然と捨て去ることになります。
人間関係へのエネルギーの注ぎ方について
リタイアをして時間ができる分、以前よりもこの人間関係(親しさサークル全体)への時間やエネルギーの使い方は増えました。
また、リタイアで「人との接点が少なくなる」という懸念を持っていたのですが、そんなこともありません。
親しさサークルは、リタイア後だって拡大します。
趣味で知り合った人や、以前からの知人でより親しくなるなど、親しさサークルも形は変わります。
つまり、リタイアをしても人間関係は広げられるというのを実感しました。
自分を取り巻くバリアについて
ところで、僕自身の「自分」の周囲に赤い色をつけた膜を置いてます。
これは「自分と人を隔てる防波堤」を、僕が持っていることを意味しています。
家族や友人とは、確かになんでも話せる関係ではあります。
かといって100%、ありのままの自分を常時さらけ出しているわけではありません。
自分にしか見せていない自分というものもあります。
それは、リタイアをしても、変わらずに存在しています。
これは性格的なものですが、自分は社交的なタイプながら本当の自分のコアは隠すという、どこか矛盾っぽいものも抱えています。
このブログでは(直接人に対面しないので)平気で書いていますが・・・。
皆さんも、こうした「自分を守るバリア」ってありますよね??
終わりに
リタイア後の人間関係の健全化について、親しさサークルから見ていきました。
やはり、職場という集団とはストレスを感じながらつきあっていた人も少なからずいると、リタイア後に明確にわかってきました。
いま、現役で仕事をされている人で人間関係で悩んでいる方もいるかと思います。
最終的には、仕事を離れればそんな関係も「自然消滅」します。ストレスは「時間が解決する問題」であり「環境が変わればなくなる問題」だと、重荷にならずに受け止めると良いと思います。
本当、どうでも良い人に左右される人生は、もったいないです。
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