「アーリーリタイア後の収入減」という回避不能な問題に直面した経験から伝えたいこと

2023-05-01

セミリタイア

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アーリーリタイアをすると誰もが直面するのが「収入減」です。

サラリーマン時代に当たり前のように貰っていた給与収入がなくなりますし、かといって定年リタイアのように年金受給もまだ始まりません。

「そんなことはわかってる」と、誰もが言うかもしれませんが、実際、頭ではわかっていても現実に直面すると戸惑うものです。

そんな「収入減」を恐れすぎ、辞めたいと思っている会社を辞められないのも、人生の時間を無駄にすることになるかもしれません。

今回は、そんな厄介な「収入減」によって起こった変化や対処方法などを振り返ってまとめました。

支出を減らして収入減に対処する方法

収入減に際して誰もが実施するのが生活支出を削減することです。

支出の削減には大きく「自然減」と「節約減」があります。

自然減による支出削減

「自然減」というのは、例えば、会社生活では避けられなかった「飲み会」であったり、自腹で接待をしていた人などは会議費・交際費が自然に無くなります。

意識していない「自然減」もあります。

給与収入から天引きされるがゆえ意識しない人も多いのですが、社会保険料や住民税なども、一定期日を過ぎれば、収入減に応じた金額へと自然に減ります。

もちろんリタイア直後はそのまま負担がのしかかるケースもあり「減った」となるまでタイムラグがあったりますが・・。

配当金などの源泉税も確定申告で戻るケースもあります。給与収入が少ない場合に課税方法を変えて還付させることも可能だからです。

なにかと、支出が自然に減ったり、払った税金が戻って来たりがあるのです。

節約による支出減少

もう1つは「節約減」です。

リタイアをして思うことは、案外、時間に自由度があると生活支出を節約できるということです。

その典型的なものが食費です。

スーパーでの買い物も、時間やタイミングを選べば節約できます。

僕なんかは、少し遅い時間にスーパーに行っては割引されている食材を買ったり、安い時間(タイムセール)を活用したりします。

外食も、平日のランチタイムを少しずらせば、割安で混んでいるレストランでも食事ができますし、旅行だって平日や閑散期の安い時期を狙えば節約ができます。

サラリーマン時代には実感しなかった、こうしたいろいろな節約があり、「自由」という武器を使えば得られるものも多いと感じます。

時間を買ったという価値で収入減ストレスを対処する方法

サラリーマン生活で当たり前だった給与収入がなくなっても、自分の捉え方ひとつで納得させる方法があります。

それは「給与減は自由を得る代償」と考えることです。

つまりお金で人生の時間を買う、というものですね。

人間が感じるストレスは、案外、物事の捉え方次第な面もあります。

「給与が減った」という現象をみるよりも「自由が増えた」で捉えると、案外、ストレスは少なくなるものです。

また、その場合には自由で何をできるかの中身も大事です。

僕の場合は「定年までサラリーマンをしていたらできなかった」というものごとを、いまのうち、なるべく多く手掛けています。

それは今しかできない運動であったり、親孝行であったり、ちょっぴり無茶な旅行プランであったりなどです。

そういったことを存分にすれば、定年してからではもしかしたらできなかったり、やらないだろうということを経験し手に入れることができます。

家計収支や資産管理をして不確実性を無くす対処方法

収入減のストレスというのは言い換えれば「経済不安」です。

「このまま収入が少ない状態でやりくりできるのか」とか「残りの人生を破綻することなく生活できるのか」といった生活レベルの維持に対する不安です。

そんな経済不安は、案外、家計収支や資産管理ができていないことから生じるものだったりします。

リタイア生活にかかる生活費、社会保険費、税金、自分が持つ資産など、きちんと家計収支や資産管理ができれば、漠然とした不安もなくなり「不確実性」が少なくなります。

お金が少ないと思えば、さらに節約をするなり副業をして稼ぐなり、解決方法を取れば良いのです。

アーリーリタイアによる収入減のストレスにはこうした「不確実性を無くし人生をコントロールする」という対処も有効です。

現役時代にしっかり資産を作っておく

もちろん、あらかじめリタイア前に資産をしっかり作っておくことができれば、それも大きな対処策です。

ただ、人生の時間は有限です。

資産は十分なのに「収入減が不安だ」と定年までダラダラと勤めたならば、使いもしない余剰資金を得るだけの労働ということになります。

バランスあるタイミングが大事ですね。

終わりに

サラリーマンを辞めて「収入減」となるのは避けられませんし、かといってそれを怖がりすぎて人生の判断を誤るのも避けたいところですね。

なお、僕は独身なので「収入減」で家族を巻き込むこともなく、自分だけの問題という単純さもあるとは思います。

それと、収入減ではありますが、帳簿上の総資産は実は減ってはいません。リタイア後、投資・資産運用をしている部分の評価額が上がっているので、収入減で現金が減る以上に、資産としては増えているという、変な状態ではあります。

経済悪化で評価額は下がるかもしれませんので、安易に喜んではいられません。




自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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