「セミリタイアで後悔をしないために不可欠な能力は?」がリタイアではっきり見えてきた

2023-03-26

セミリタイア 人生

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今の時代、ネットを使えば「セミリタイアの実態」を事細かく調べることができます。

セミリタイアを検討している人にとっては便利で良いことですし、僕も実際いろいろなセミリタイア情報を参考にしました。

ただ、セミリタイアを失敗せずに進めるには情報収集だけでは不十分です。

セミリタイアをしてから「こんなはずではなかった」といった思い違いがないよう「想像力」を働かせることが必要です。

今回、そんな想像力の大切さと培い方について書きたいと思います。

セミリタイアに必要な想像力とは

想像力とはいったい何でしょうか?

ネットでセミリタイアの情報を調べて「知識として頭で理解している」というのは、まだ想像力を駆使していません。

想像力とは「まだ見ぬ将来、自分がセミリタイアをしたら、どのような状況となったり、ものごとが起こるのか?」を臨場感をもって想像する力です。

将来のことは、頭の中での想像(疑似体験)でしかないので、いかに解像度を高く自分の脳のなかに思い描くかが想像力です。

想像力の解像度を上げる方法とは

想像力の解像度を上げるには4つの言葉で考えるとわかりやすくなります。

それは「知識、知見、見識、経験」という言葉です。

解像度の高さは「知識<知見<見識<経験=100%」となります。

それぞれ、知識を知見に、知見を見識に解像度を上げる方法というものがあります。

知識から知見へ

例えば「セミリタイアは自由で楽しい」とか「セミリタイアは暇でつまらない」という情報を得たとします。

その情報を文字や映像(YOUTUBE等)で受け取るだけでは頭のなかに「知識」として「知っている」だけです。

「知っている」といった知識レベルから解像度を上げるには、例えば、実際にセミリタイアをした人に直接会うなど、何らかの「行動」が必要です。

「いかに自由で楽しいのか?」「いかに暇でつまらないのか?」など、経験者から聞いたり、掘り下げて議論したりするのです。

そうすることで「知識」が「知見」として理解できるようになります。

つまり「知見」は「行動を伴った知識以上の理解」です。

知見から見識へ

話を聞いたり議論をして知見を得ても、それは「内容を深く知っている」だけです。自分が納得するまで考え切ったというレベルには至っていません。

例えばセミリタイアが「自由で楽しいね!」と議論をしたところで、「自由とは?」「楽しいとは?」について「いろいろな種類があるんだな~」と理解できてるかもしれません。ですが「自分にとってそれがどのような意味を持つのか」といった意味づけや納得ではありません。

知見を自分が深く納得できるまで落とし込んだものが「見識を持つ」というもので、それは本質的な意味を理解し、確固たる信念で望ましい結果をもたらす「的確な判断」ができる状態のものです。

難しいので、少し例を出します。

僕にとってのセミリタイアの見識(例)

セミリタイアで得られる「自由」を例にすれば、例えば僕は、「ワクワクして心躍る自由」や「心穏やかに過ごす自由」、「人から指図されない自由(抑圧オフ)」、「自分で判断できる自由(権限オン)」などの種類があるのだと捉えています。

それを自分なりの「価値観」に当てはめると、心躍る自由(動)と心穏やかな自由(静)をバランスよく取り込んで過ごしていると「自由を満喫できてすがすがしい」となりますし、指図をされず(抑圧オフ)、自分で決める(権限オン)だと「自由からやる気を貰える」となります。

これは僕にとっての「自由」の意味であり、人それぞれ「自由」を一つとっても意味づけがあるはずです。

こうした自分にとっての本質的な意味を理解することが「広くて深い見識を持つこと」で、セミリタイア生活を充実させるための的確な判断の礎になります。

セミリタイアの見識を培うには

セミリタイアを失敗しないために、こうした「見識」を得ることが大事です。

見識を広げたり深めたりするには、経験や思考の量も大事ですし、なによりも「質」が大事です。

見識の質を高める方法として、僕が意識していることは3つあります。

①観察力:何事も興味をもって注意深くみたり考えたりすること

②先入観を捨てる:思い込みを捨てあるがままを多面的に多様的にみること

③批判的思考(クリティカルシンキング):ものごとの本質をつきつめる「本当にそうか?」と自問する

という感じです。

人それぞれで、モノゴトを捉える枠組みや、捉える器の形、あるいは捉えるセンサーが違うので、自分なりの価値観や思考の癖・特性を理解しないといけません。

知見や見識を一切持たずに、ネットにある情報を鵜呑みにしてセミリタイアをしても「思っていたことと違う」とか「想定外だった」となってしまいます。

知見や見識を育て、自分のセミリタイア生活を想像する解像度を高くすれば、より良い結果が訪れます。

なお、こうした見識を高めるには会社や仕事は良い場だったと思います。リタイアをすると、旅をしたり、本を読んだり、考え方や文化の違う人たちと触れ合うことなどをしないと、廃れてしまうという危機感はあります。

まとめ

解像度の高い想像力を働かせるには、捉えた情報を広く深い見識を持って処理するのが一番です。そうすることで、後悔や失敗のないセミリタイアを実現できる可能性が高まります。

ですがそれがただちに「セミリタイア成功」につながるものではありません。

実際にセミリタイアを経験すると、更に新しいことに気がついたり「微妙に違う」ということも出てきます。

リタイア後に経済状態や自分を取り巻く環境が変わることもあります。そうなると「こんなはずじゃなかった」となるかもしれません。

結局、物事は絶えず変わり続けるので、セミリタイアをしてからは「適応力」といった「自分自身を変化させていく力」が実行上、とても重要になってきます。

これについては別途、書いてみます。





自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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