リタイア生活での新しい習慣-図書館活用術

2023-02-05

セミリタイア

t f B! P L

アーリーリタイアから10か月を過ぎたいま、「図書館通い」が自分のルーティンになりました。

きっかけは、自宅から徒歩10分にある図書館に何気なく立ち寄ったことです。

それまで持っていた図書館のイメージとは違って、綺麗で居心地は良く、自習用の机もあります。なにより冬の寒さのなか暖かい!

それまで日中はスタバやマックの100円コーヒーを飲みながらパソコンで調べものやブログを書いたりしていたのですが、いまは週の3~4日は図書館の自主机でパソコン作業をしたり本を読んだり、半日を過ごすルーティンになりました。

今回、アーリーリタイアから見た図書館の魅力を書いてみます。

平日の日中にパソコン作業を快適にできる

WATARUの通う図書館は、フリーシートと自主用のデスク(午前・午後・夜の3部制)があります。

オープンする9時前から図書館の前で行列があり、やはり午前は高齢者が多くます。新聞や書籍を読む定年退職後と思われるおじさんたちが目立ちます。

午後は比較的若い男女が資格試験や受験の勉強をしている姿をよく見かけます。

週末よりも平日は空いていて、穴場だと思うこと、そして自主用のデスクでは電源も取れればWIFIも使えるので不便もありません。

スタバだとMacBookを向かってガンガンとキーボードを打つハードなノマドタイプがいますが、図書館では、小中学生がドリルに取り組み、回答を見ながら〇×をするような緩い雰囲気で、僕には微笑ましいく、居心地が良いと感じます。

本を検索し予約もできる

図書館には数多くの図書があります。自分が興味のある図書を、図書館のパソコンで検索し、借りたいと思えば、オンラインで予約もできます。

その図書館に本がなければ同じ区内の別の図書館から取寄せるような「予約」もできます。

これまで本といえば、オンラインで買うことが当たり前でしたが、一度読めば満足しそうな本は、買うまでもなく借りて読んでみる(気に入れば買う)というのが、良い使い方だなと思うようになりました。

CDやDVDから漫画もある

図書館というと比較的、真面目な本や資料だけかと思っていましたが、僕が通う図書館にはそれこそ、CD、DVD、漫画などの取り揃えも豊富です。

もちろん雑誌も最新刊が揃っていますし、文庫本やビジネス本、かなりニッチな専門書など、取り揃えている範囲がとても広いです。

正直、雑誌など1回読みば終わりなので、わざわざ買わずに図書館で読めば十分だなと思うようになりました。

マンガは、古くて懐かしいものがあるので、アーリーリタイアしてからある日、漫画喫茶の会員になり半日がっつり、昔読んでいた漫画を読みまくったことがありましたが、その必要もないかもしれません。

カフェなどの付帯設備

僕の通う図書館にはちょっとしたカフェもあります。

図書館そのものは、蓋のついた飲料水は持ち込めるので、水筒にコーヒーをいれて持っていきますが、そうでなくても、別のフロアーでカフェに行ったり、あるいはDVDを鑑賞したりができます。

図書館に関わる統計動向

そんな図書館の利用価値が高いなか、図書館の利用状況についての統計を調べたらびっくりすることがありました。

文部科学省が2022年7月に発表した「令和3年度社会教育調査の中間報告」では、図書館数は2002年度の2742から2021年度には3400へと24.0%の増加があるものの、図書館当たりの利用者数は1万2558人(22.9%)の減少となっています。

図書館離れの理由は、PCや携帯の普及と端末で小説や漫画が読めるようなサイトが増加したことで、若者層が図書館を利用しなくなっているためと言われています。

図書館の役割が変わる時期に来ているのかもしれません。

税金で運営される公共図書館。

せっかくの居心地のよい環境が維持されるよう、図書館の有効活用が進むことを祈るばかりです。

電子図書館の成長と日本

ちなみに、欧米では電子図書館が成長しています。

たしかに24時間借りれて、本の在庫不足(他人に借りられていて自分が借りれない)もなく、期限がきたら自動で返却される。そんなサービスは利用者にはメリットが大きいです。

図書館の地理的密度(つまり、家からのアクセスするのが遠い)という国土の大きい国では自然とデジタル化が進展するのか?と思っていましたが、いまは欧米に限らず、東京23区より、ちょっぴり大きいだけのシンガポールでも急成長しているようです。

なぜ日本は?と疑問も出てきます。

デジタルで配信され、タダで借りられるとなると、出版社には売上減少が課題です。不特定多数の人が読めることで、出版業界の利権も絡めば、著作権や価格設定の問題(不特定多数が読めるライセンス価格)などいろいろと乗り越える問題があるのだなとは思います。

タクシー業界の配車サービスも、出版業界の電子図書館もしかり、デジタル化でリアルのビジネスモデルに影響が出ることに既得権が反発するのはどの国でもそうですが、難しい問題ですね。。。

と、図書館が身近になった分、成り行き次第ではこうした電子図書館の株にも注目しておこうかなと思っていまます。



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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