はじめまして。
当ブログを管理するWATARUです。
2022年3月末、33年の会社生活を卒業し完全リタイアしました。
これが最初の投稿となります。
簡単な経歴
僕は、結果的には長くサラリーマン生活をしましたが、自分ではわりと「自由人」だと思っています。
高校時代
高校時代は家族の転勤で南米に引っ越しました。
現地では「人生は楽しむものだ」という南米的な価値観に出会いました。
それまで日本では、まるで反対の常識を教わっていました。
「有名大学に進学し一流企業に進むのが正しい道だ」といったステレオタイプな常識で縛られていました。
それゆえ「頑張ることより楽しもう!」という南米の価値観は天地がひっくり返る思いをしました。
金曜日の夜の10時、親に連れられ現地のレストランに行くとまだ人はまばらで、夜の11時、いや0時を回ると夫婦や家族で混んできて、家族で2時頃まで食事を楽しんでいます。
「夜更かしをするな」なんて大人はおらず、笑顔で人生を楽しみまくっています。
「どれだけ楽しいことをやったかで人生の価値が決まる」という考えです。
そんな「常識が正反対」という世界があることを知り、そこからは、何事に接しても疑ってかかるようになりました。
「この考えって固定観念では?」とか「既成概念に縛られてないか?」あるいは「思い込んでしまってない?」といった感じです。
こうした意図して「本当?」と考える批判的思考(CriticalThinking)を持つようになりました。
そんな「他の常識もある」「違う考えがある」という子供の頃から身についた発想が最初の「自由人」の第一歩のスキルだったと思います。
もちろん、南米のノリもそうかもしれませんが~。
大学以降~社会人
そうしたラテンな経験から「おもしろい人生にしたい」という基準で大学や専攻を選びました。
就職先も「給与や安定性」より「おもしろいそう」との直感で成長性のあるIT業界に進みました。
ところがまた驚くことに出会いました。
会社は「個性を大事にする」とは言いながら、目いっぱい終身雇用、年功序列という日本的カルチャーがプンプンしていました。
新入社員は誰より早く出社し、デスクを拭いてお茶をいれる、という妙な風習もあります。
「いずれ給与があがるから今は我慢だ!」という先輩の言葉に、疑問を持ちました。
「将来はアーリーリタイアをして好きに生きたい~」という気持ちがほんのり芽生えたのはこの時だと思います。
とはいえ、窮屈な会社でも自由に楽しく生きる要領がどこかあったので、なんだかんだ仕事では嫌な思いをせずに長い年月を働いてしまいました。
その長い年月のなかでは、仕事だけではなく投資や起業も、楽しいことを追及する一環としてやっていました。
経済的・精神的自由について
そして、40代後半に経済的自由を達成しました。
離婚をすることになり、資産分与のために資産棚卸しをしたことで「経済的自由を達成していた」と気が付く哀れなパターンです。
ただ、その時にようやく仕事が天職と感じるようになっていた時期でした。
すぐ仕事を辞めてて得られる楽しさより、仕事をやれるだけやってから楽しさを追及しても、なんら遅くはなく、そのほうが楽しさの総量が大きいと思いました。
それが、そこから8年も働く理由となりました。
そして2022年3月に50代半ば過ぎでアーリーリタイアをしました。
投資戦略について
サラリーマン時代の投資は、やはり制約があります。
「いかに家族を守りながら、大きなリスクを取らず、自由に楽しく生きながら、多くの資産形成をするか」という無茶な課題に真剣に向き合ってました。
試行錯誤しながらたどり着いた投資方法は、ひとことでいえば「サラリーマンをレバレッジして稼ぐ」というものです。
サラリーマンという属性を使って、大きなリスクを取らずに、サラリーマン生活のあらゆる機会を活かして投資する方法です。
仕事を通じて得られる情報を活用し、株や投資信託、金などの投資(インサイダー取引には該当しませんが)はその1つです。
また、海外転勤中に自宅を賃貸運用したり、帰国時に入居中なら不動産物件を買い増しして不動産賃貸を続けたり、時には物件売却もしました。そんな不動産投資も1つです。
さらに、海外勤務では現地通貨でも給与が出るので、複数の海外勤務で、各国の現地通貨で貯蓄するなど、結果的には資産を国際分散させることになりました。途中、為替で利益を得たりといったこともしました。
海外にあって日本にはない(これから流行る)というものを見ているなかで、起業もしました。
1つの投資で突き抜けるようなことは何もありませんが、総じて、「サラリーマンというライフスタイルを活かして稼ぐ」というレバレッジ方法だったと思います。
アーリーリタイアをして思うこと
アーリーリタイアなり定年は誰にでも訪れます。
それが早いか普通かの違いだけです。
リタイア後の生活が上手く行くかは、現役時代の生き方が大きく影響します。
昭和体質の会社では自由に生きるのが難しい逆境ではありましたが、それがかえって、自分が好きなことや楽しいことを追及する原動力やスキル開発になったのかもしれません。
ブログで目指すこと
そんなサラリーマン人生で、思うことや考えたことが山のように溜まっているので、それらをブログで言語化したり、アーリーリタイアの心情や変化も記したいと思います。
なにしろ、これからは更なる「個の時代」です。
そんな時代「人生は楽しむもの」という「自由人」がどんどん生まれ、もっと明るく楽しく開かれた社会になって欲しいと願います。
このブログが経済的・精神的自由を目指す人や、アーリーリタイアをしたい人の役に立てれば良いなと思っています。