FIRE前は、仕事が生活の中心です。時間の使い方や人間関係、興味関心も会社を軸に回っています。
FIREを考えるときも、自然と「いくら資産があれば働かない生活を送れるか」と「資産基準」です。
ところが実際にFIREすると可処分時間が増え、生活リズムや人間関係、興味関心も変化します。
その結果、生活支出も変化(最適化)され、改めて「いまの豊かな生活をずっと続けられるか」と「生活基準」でFIREシュミレーションをやりなおすことになります。
今日はこうした経緯から、改めてFIREの設計の考え方に関する気づきを綴ります。
FIRE後に見えてきた生活のリアル
僕の場合、FIRE後は「ゆとり費」が増え、生活費全体としてはサラリーマン時代より約20%ほど増えました。
つまりFIRE後に初めて、自分にとって本当に必要な生活費が見えました。
ここで僕が気づいたことは、FIRE前は資産最大化、FIRE後は資産最適化という違いです。
FIRE前は「どれだけ資産を作れるか」というゲームが中心で、FIRE後の生活もイメージできません。
生活費は仮数値としておいてFIRE所要額を計算しますが、当然、不確実なFIRE後の生活に対してバッファーも積めるだけ積んで資産最大化します。
なのでFIRE後、自分にとって最適化された生活費をもって改めてシュミレーションします。
ここで、FIREの耐性を設計するときの起点(資産が生活か)が違うと気づきます。
FIREの設計には4つのモデルがある
つまり、FIREの設計については4つのモデル(2軸x2軸)があります。
1つの軸はファイナンスモデルです。
よく知られている「4%ルール」では、資産を運用しながら取り崩して生活します。一方で、資産所得のキャッシュフロー(株の配当、不動産収入などの収入)で生活する方法もあります。
つまりファイナンスモデルは次の2つです。
①資産を取り崩して生活する方法(取崩し型)
②資産からキャッシュフローを得て生活する方法(CF型)
これに、先ほどの起点の違いとして、
①資産を基準に考えるか
②生活を基準に考えるか
という軸があります。
これらを組み合わせるとFIREの設計は、実は、次の4つに整理できます。
僕のFIREの位置
僕自身は、いまは「生活基準 × CF型」の位置にいます。
ただ、最初からこの形だったわけではありません。
FIRE前は僕も資産を基準に考えていました(資産基準)が、結果的に長く働いたので、FIRE後は生活で楽しみを回収しようと、ゆとりの多い支出にしました。
生活費(基礎生活費+ゆとり費)として改めて「生活基準」をもってFIREシュミレーションをします。
また、FIRE生活の収支構造は現在は赤字ですが、65歳からは資産所得に公的年金も加わり黒字化します。
現在:生活費(100%) > 資産所得(76%)
将来(65歳以降):生活費(100%) < 資産所得(114%)
FIRE後の生活費は資産所得で賄えるか?~僕のキャッシュフロー実例
なので、あくまでCF型を目指していて、それゆえ僕は「生活基準xCF型」というFIRE設計に落ち着いています。
終わりに
FIREというと資産額ばかりが注目されがちですが、実際のFIRE生活に入ると、
生活 → キャッシュフロー → 資産
という順序で考えるほうが現実に近いと感じています。
そして、生活収支の赤字構造は期間限定(65歳まで)の問題なので、今は、CF型が成立するまでの移行期という位置づけです。
ただ、結果的に、その移行期=アーリーリタイア期であり、アーリーリタイア生活中はずっと資産を取り崩す生活ではあります。
その移行期(せっかくのアーリーリタイア期)を、いかに精神的安定をもって過ごせるか、資産構造における工夫を次回綴ります。
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