リタイア後の住環境はコストより投資

2026-02-25

アーリーリタイア生活

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リタイア生活に入ると、居住費は「コスト」と見なすのが一般的です。

働かなくなった以上、家賃やローン、管理費はできるだけ抑える。FIRE生活としては、これは王道の考え方だと思います。

ただ、僕は最近、住まいをコストではなく「投資」として捉え直すようになりました。

それは、お金を増やすための投資ではありません。

サラリーマンを辞めたことで、自然には得られなくなった「生活の広がり」を、意識的に維持するための投資です。

今日は、その感覚に至った背景を整理してみます。

リタイア後に失われやすい「広がり」

リタイアすると、時間は一気に自由になります。

一方で、放っておいても世界が広がる仕組みは、ほぼ失われます。

会社、取引先、異動、飲み会、イベント。サラリーマン時代は、望む・望まないに関わらず、人間関係や情報、異なる価値観に触れる機会が、半ば自動的に供給されていました。

リタイア後は違います。

自分から動かなければ、生活は簡単にルーティン化し、世界は広がりません。

リタイアして日々の習慣がルーティン化すると、自分から動かない限り、世界が広がっていくことはありません。

ここでいう「広がり」とは、人間関係、学び、食、文化、体験、新たな趣味、興味関心・・など無理なく触れ続けられる状態のことです。

こうした状態が、日常のなかに保たれているかどうかです。

そして、この「広がりやすさ」は、どこに住むかという住環境に、想像以上に左右されます。

半住半投という前提での住まい選び

もともと僕は、居住地を「半住半投」という前提で選んできました。

会社員の頃、転勤が避けられなかったので、住む家は「いつか貸す・動かす」を前提に考えていました。

想定していた借り手像は、自分と近い属性です。単身者、もしくは小さな子どもがいる3人家族まで。

この前提に立つと、「誰か一人にとって理想的な家」では足りません。

家族構成員それぞれにとって大きな不便がなく、候補から外されにくい家であることが重要になります。

家族全員にとっての利便性

例えば、父親にとっては、東京都内の主要なオフィスエリアに30分以内でアクセスできること。郊外の物件だと複数あるターミナル駅にこの条件で出ることは困難です。

母親にとっては、働く・働かないに関わらず、日常の買い物や外食、リフレッシュが近場で完結すること。

子どもにとっては、保育園や学校区、塾など教育の選択肢が豊富であること。

さらに、ペット可で、日常的に散歩している人が多い環境かどうかも確認しました。

こうした条件を積み上げていくと、結果として、今のマンション(23区内)が最も合理的な選択肢になりました。

FIRE後に見えてきた、別の「投資価値」

早期リタイアから4年が経った今、こうした判断軸で選んだ住まいは別の意味での投資価値を感じています。

以前は「仕事に通う利便性」だったものが、今は、友人との食事やグルメに有利となっています。やはりサラリーマンが多い主要ターミナル駅やその周辺は、それなりの食の選択肢が豊富で、そこへのアクセスが良いというのは便利です。

また、「日常の買い物や外食、リフレッシュが近場で完結する」も、電車に乗らず徒歩圏内で充実したリタイア生活を送れることは大事になりました。

こうして、自宅近郊で過ごすにも、友人と会うため電車で出かけるにも便利ですし、習い事やイベントなどはやはり人が多いエリアで開催されやすいので、「億劫」にならずに出かけやすくなります。

終わりに

サラリーマン時代は環境が勝手に自分の世界を広げてくれます。

リタイア生活では、そうした広がりが失われるゆえ、結果的に、僕は自宅の立地メリットがリタイア生活での人間関係、学び、食、文化、体験、新たな趣味、興味関心など、広げるのにプラスとなっています。

リタイア後にどこに住むかは大きなテーマです。

僕の場合、住まいには、こうした広がりを支える役割を持ってもらうのが重要であり、そうなるとコストというより投資だとして考えるほうが相応しいと思うようになりました。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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