リタイア後は「自宅で過ごす時間が長いから」と住環境の重要性が言われます。
でも僕の実感は少し違っています。
僕が住まいに求める評価軸は、サラリーマン時代には存在しなかったものに変わりました。
その軸は、仕事中心とした利便性からリタイア直後はその解放感からくる「自由に行動できる点(機能性)」に。そしてFIRE4年後は「自由を制限されない」へ変化しています。
同じマンションに住んでいても、住まいに対する自分の見方(評価軸)はこれだけ変化しました。
今日は、その評価軸の変遷を整理します。
サラリーマン時代の住まいは「仕事に従属する場所」
サラリーマン時代、僕が住まいに求めていたのは、圧倒的に仕事のための効率でした。
・職場へのアクセス
・帰宅導線上のスーパー
・留守中でも不便が出ない設備(宅配ロッカーなど)
これらはすべて、「いかに仕事に集中しやすいか」という一点に収束します。
当時は、仕事を中心に住まいを選びましたし、こうした機能を有難いと感じていました。
FIRE初期に起きた「行動と住環境の再調整」
FIREすると、この前提は一気に崩れます。
通勤が消え、起床・食事・就寝の時間は固定されず、平日と休日の境目も曖昧になります。
こうした生活習慣の変化と、リタイアによる解放感によって、自由に行動できるかどうかが重要になります。
僕の場合、在宅ばかりではなく、平日の日中に出かけることも多かったので、
・思い立ったらすぐ行けるジムや図書館
・時間を選ばず買い物できる24時間スーパー
・ゴミ出しや宅配受け取りに縛られない設備
・徒歩圏内でのリフレッシュできる環境
・交通機関(電車、バス、高速道路)の利便性
と、いわば「自由に楽に動けること」となりました。
4年後に変わったのは「自由を邪魔されないか」
リタイアから4年が経ち、僕の関心はさらに変わりました。
今、住まいに求めているのは、自由に行動できることよりも、自由を制限されないことを有難い点だと感じています。
・ゴミ出しの時間を意識しない(24時間ゴミ捨てできる)
・荷物の受け取りで在宅を強いられない(宅配ボックス)
・買い物のタイミングを生活に合わせて決められる
つまり、これらは「便利さ」というよりも、自分のペースを外部要因に邪魔されたくないということです。
サラリーマンからリタイア生活に移り、生活習慣そのものが変わりました。それに伴い、住まいの評価軸も「機能」から「心理」へと移っています。
ゴミを出す、荷物を受け取るために、わざわざ自分の自由を曲げて対応するのが面倒というより、「自由を阻害された」と感じてしまうからです。
終わりに
FIRE後の住まいは「自宅で過ごす時間が長いから居心地が大事」と言われがちですが、僕にとっては、そこは本質ではありません。
長さというよりも、リタイア初期は解放感からくる住まいの総合的な「機能性(自由に行動しやすい)」。
そしてリタイア4年経過した今は「心理面(自由を侵害しない住環境)」を重視するようになりました。
だから今は、住まいをコストではなく、自由を守るための投資として見るようになりました。
次回は、その視点で「東京をどう位置づけ直したのか」を整理してみます。
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