FIRE生活に入ると、意外と多くの人が「自由なのにやることが見つからない」という状況に陥ります。
僕自身、当初は「リタイアしたらこれをやろう」とリストを作っていましたが、そのリストをあえて使わず、自分の思うままの感性に任せてリタイア生活でやりたいことを見つけています。
こうした行動が続くのは、「自分の感性に合っていて、やりたくなること」を日常的に見つけているからです。
その「見つける方法」はあるパターンがあって、感受性というアンテナ(感性資産)に耳を傾けます。
今回はそんな、感性資産とチェックリストについて綴ります。
感性資産とは何か?
「感性資産」という意味は、自分の中に眠る「好奇心」として使っています。
例えば、たとえば、「これが気になる」、「つい手が伸びる」、「理由もなく心が動く」・・そういった内側の反応は、リタイア後の暮らしにこそ必要な資産だと感じています。
時間やお金はもちろん大事ですが、感性が枯れてしまってはせっかくの自由な時間が“空白”になってしまいます。
チェックリストはその感性資産を育てることでもあり、また感性資産の感受性(=好奇心)に気付く方法でもあります。
感性資産チェックリスト
【1】日常の中に「新しさ」はあったか?
今週、新しい場所・人・モノに触れたか? ☐ Yes / ☐ No初体験だった行動が1つでもあったか? ☐ Yes / ☐ No
「ちょっと怖いけどやってみよう」と思ったことは? ☐ Yes / ☐ No
予定にないことをあえて受け入れたか? ☐ Yes / ☐ No
🔹Yesが1つもなければ、ルーティン偏重の兆候。小さな冒険を。
【2】心はちゃんと動いているか?
最近「楽しい」「感動した」「モヤッとした」瞬間があったか? ☐ Yes / ☐ No何かに違和感・ざわつき・憤慨などを覚えたか? ☐ Yes / ☐ No
「今の自分、ちょっとズレてるかも」と感じることがあったか? ☐ Yes / ☐ No
🔹感情の揺れ=感受性のバロメーター。何も感じない日は危険信号。
【3】「快適さ」に溺れていないか?
ここ1週間、習慣を崩す行動を一つでもしたか? ☐ Yes / ☐ No同じような1日が続いて「退屈」を感じた瞬間があったか? ☐ Yes / ☐ No
あえて「やらなくてもいいこと」をやってみたか? ☐ Yes / ☐ No
🔹快適ゾーンに慣れると、感覚は縮む。敢えてズラすことが更新のきっかけに。
【4】「自分はこういう人間だ」を疑えているか?
最近、自分の思い込みやクセに気づいた瞬間があったか? ☐ Yes / ☐ No「これは自分に合わない」と決めつけたことをやってみたか? ☐ Yes / ☐ No
誰かに意見されて心が動いた(反発・共感どちらでも)経験があったか? ☐ Yes / ☐ No
🔹自己探求を止めると、感覚資産も止まる。
【5】今週、どんな“感じたこと”を残せたか?
心が動いた瞬間を一つメモしてみてください(例:○○を見て涙が出そうになった、××をやったら思いのほかワクワクした)終わりに
以上、なんとなく実践している思考や自問をチェックリストにしてみました。
リタイア後の暮らしにおいて大切なのは、「何をするか」より「どう感じるか」だと僕は思います。
このチェックリストは、内面を静かに見つめ、「今の心の状態(楽しむ状態にあるか)」を確認するもので、「将来の理想(ToDoリストの進捗)」を確認することとは注視する先(時間軸)が違います。
それゆえチェックリストは、今の心身の状態を最善にしながら、日々の小さなことに気づいたり、試したり、そこから広げていくというもので、ToDoリストとは違った役割です。
もちろんToDoが不要というわけではなく、僕は7割は今、3割は将来というバランスでリタイア生活が豊かになると考えています。
こんな役割のチェックリストがお役にたてれば幸いです。
↓