FIREをしてから「会社を辞めて本当に良かったのか?」と考えることもあります。
時間的にも精神的にも自由を得たことから「お金で買えない価値」を感じています。
でもそうした「ふわふわした精神論」ではなく「計測可能な経済論」で見直してみることにしました。
今日はFIREの価値を経済面で評価して後悔の有無を考えたことを綴ります。
FIREの時間価値を「時給」で換算した
仕事を辞めずに働き続けていたらいまごろ2年半の「手取額」を得ていたわけです。
それと引き換えに得たのがこの2年半です。
そこで次の計算式でリタイア生活の「時給」を換算しました。
(手取り総額*)÷(2年半)=約1,000円/時間
*毎年2%の手取増加で2年半で得る金額
これを安いとみるのか高いとみるは個人的な価値観次第です。
時給1000円で自由を買い続ける価値
僕の場合、その時給1000円を払い続けることで「自由」を得られることになるわけですが、その自由という価値をブレイクダウンしたのが次の5点です。
① いつ寝ていつ起きるかも拘束されない自由
② 誰とつきあって誰とつきあわないかの自由
③ どこにいて何をするかも制限されない自由
④ 興味があることにとことん打ち込める自由
⑤ 仕事の責任・制約・評価から完全なる解放
「これらを毎時間1000円で得られることはお買い得か?」という設問にもならうわけです。
この時点で僕には「バーゲンセールでお得だ」としか思えません。
なぜならこれで得られる資産が大きいからです。
時給1000円で得られる資産
これら5つの「自由や解放」が生み出す「資産」として整理するとこれも次の5つになったと思います。
・平日を中心にした旅行によって得られた節約(経済資産)
・ストレスフリーな日々によって得られた健康(健康資産)
・仕事上の利害などが絡まない純粋な人間関係(人的資産)
・家族孝行や恩人への感謝などで得られた感謝(絆資産)
・自分の興味あることを追求して得られる物事(充実資産)
価値に見合うか?
こうして綴ってみるとやはり5つの資産は「仕事をして時給1000円というお金を貰うより大きい」と思えます。
そもそも僕にとってサラリーマンの頃の「繁忙期の旅行」は割高ですし、なんだかんだ「会社のおつきあい」という交際費もかかっていました。
そうした「コスト」が減ることで実質の時給1000円は減るわけです。
仮にこれが時給1000円相当としても、FIREをして給与収入を得られない「逸失利益」と、FIREをして得られた「獲得資産」を比較すれば、
「逸失利益<獲得資産」といった図式であると、その資産価値の高さを感じます。
でもこれは僕の「価値観」がそう感じることであって正解は個々人で違うでしょう。
終わりに
以上、そもそも時給1000円というのは最低低賃金みたいなものですしFIREで給与収入が入らない「逸失利益」はありますが、それを超えるFIREの「獲得資産」を感じます。
もちろんFIREから得られる価値はお金に換算できないものだとは思います。
換算できないのは、50代になってより「残り人生をやり残しがあって後悔したくない」という後悔リスクに敏感になっていることもあります。
「もやっ」としたFIREの価値も数値化しながら考えるとより実感が湧きます。
そして今の結論として「FIREを後悔することはない」と言い切れます。
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