アーリーリタイアの意欲が削がれてしまう要因となる1つが昨今の「働き方改革」です。
その働き方改革のなかで最近気になるのが「フレックス制度」です。
なぜならフレックス制度の新たな変化でリタイア欲の芽が刈り取られるからです。
今日はそんなフレックス制度が台頭することでアーリーリタイアの意欲を削ぐことに繋がる関連性を綴ります。
フレックス制度の変更
僕が働いていた頃にも「フレックス制」はありました。
でもそれは「コアタイム」という基準がありました。
コアタイム(10時~15時)を勤務すれば、勤務開始が7時で終了が15時でも、10時開始で18時終了でも良い(ただし事前に勤務登録と承認を要す)というものです。
それが最近、そうした「コアタイム」の設定はなく「事前承認」も不要で、なおかつ「リモート勤務でも良い」とする会社が出てきました。
つまり「好きな時間に働いてその月の合計勤務時間数が一定以上あれば良い」といった柔軟な勤務になったわけです。
新フレックス制度による自由度増加
このフレックス制度を活用すると、リタイアに求める「自由」はそこそこ得ることができそれでいて「給与」といった安定収入は確保できるわけです。
よほどリタイア後にやりたいことがテンコ盛りでなければ「あえてリタイアする必然性が薄れる」となるわけです。
そんな理由でアーリーリタイアの計画を見直しているという友人も出てきています。
新フレックス制度はもはやセミリタイアと同等
この新しいフレックス制度はセミリタイアをしているのと同じだなと思います。
もちろんセミリタイアは、フルタイムの仕事を辞めて短時間の労働なり自分がやりたい仕事に就くものです。
フレックス制度は労働時間が減るわけでも仕事内容が変わるわけでもありませんが、今の仕事や職場が特に嫌な環境でなければ、このフレックス制度をもって「気分はセミリタイア」も可能なわけです。
終わりに
僕がアーリーリタイアをしてから給与のベースアップがあったり、新たなフレックス制度で自由度が増したりと「経済的・制度的に良い時代」と変化しています。
だからといって僕はアーリーリタイアを後悔していません。
きっと給与のベースが上がっても自由な働き方ができても、僕は完全リタイアをしていると思えるからです。
やはり人生の残り時間を1分1秒たりとも仕事に費やすより自分のために使いたいとの思いは強いからです。
ただ、僕が5年若ければそうは思わない気もするので、年を重ねる程に本当の完全なる自由を求めてしまうことでもあるのでしょう。
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