僕には社会人の息子たち(ともに20代)がいます。
彼らにFIREを勧めるかというと、YES&NOです。
FI(経済的自立)を目指すことは勧めます。ですがRE(早期リタイア)は本人の判断次第(でもあえて20代から目指すものでもない)と思っています。
今日はこの理由を綴ります。
FI(経済的自立)を勧める理由
僕が子供たちにFI(経済的自立)を勧めている理由は大きく3つあって、
①人生の選択肢(人生をコントロールする力)を持つことができる、
それによって、
②心身の健康と平穏と自由を得ることができる、
その結果、
③価値観や目標(自分が好きな事や本当に目指したいこと)に向けて自分の時間もエネルギーも最適に使うようにデザインできる、
というためです。これらを個々にみていきます。
人生の選択肢
経済的自立をすると生活のために仕事をする必要がありません。仕事以外に自分のやりたいことを選んで好きなだけ時間を注ぐことができます。
そうした「自分の人生を自分でコントロールする力」が増えることでライフスタイルやキャリアの選択肢が広がります。
もちろん今の仕事をとことん追求することも、転職することも、仕事をやめて自己実現や学びに時間とお金を使うことが可能です。
心身の健康と平穏
こうした自分の選択肢が多いことで精神的に充実するだけでなく、将来の予期せぬ事態(病気や失業、経済恐慌等)へのリスク耐性もできて将来不安もなくなります。
こうした充実や安心をもとに「心身の健康と平穏」を育むことができます。
そんな健全な心身から自分の理想なる生き方も見えてきて、そこに向けて改めて挑戦することができるようになります。
価値観や目標を健在化と最適化
こうして自分の理想なる生き方の解像度が高まり、本来の価値観や目標に目覚めると、そこに向けてより時間やエネルギーを投資していうことができます。
その結果、自分の理想なるライフスタイルへ最適化されていくわけです。
誰とどこで何をするのも自由ですし、自己成長に勤しんでも他者やコミュニティに貢献するのも、自分がより大事だと思うことに携わって幸福感が高まります。
こうして、自分の持つ価値観や目標が健在化されて、ライフスタイルを最適な形に変えていけるわけです。
終わりに
以上のように、経済的自立によって「①人生の選択肢(人生をコントロールする力)」を持つことができ、それによって「②心身の健康と平穏」を得ることができます。
その結果「③自分の価値観や目標を健在化させ人生を最適なものにデザインする」といった自分らしい生き方をしていけるわけです。
つまり、FI(経済的自立)は無くてはならない重要なものであり息子たちにもそれを勧めています。
ですがRE(早期リタイア)はFIを得ることによって選択する道の1つでしかなく、それはFIの結果論だと思っています。
20代の息子たちはまだ人生でなにが幸せかを見い出していないと思いますし、もちろんそれは僕がどうこう言うものではなく、とりあえずは本人たちが間の前の仕事に全力投球をしたうえで見つけていくものです。
それゆえRE(早期リタイア)は勧めるものではないと思う次第です。
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