株式相場の大きな上げ下げがこの数日間に起こりました。
そのさなか自分の「踏ん切りのつかない投資スタンス」を思い知りました。
今日はそれについて綴ります。
現金ポジションの多さ
2022年末ぐらいは現預金比率が30%近くありました。
その現預金を「現金ポジション」として「いつでも良い投資先があれば投資にまわすぞ」とホールドし続けてきました。
ですが結局、リタイアをした2022年の暮れから1年半が経過するなかで、それを投資に回す機会もなく、結果、いまも資産の22%ほどの現預金比率となっています。
*うち、現金ポジションとして投資用にホールドしているのは14%です
現金ポジション解消のきっかけがない
ですが相場を振り返るとこの1年半で2万円台から4万円を超えるまで「ゆるやか」に上昇していたわけです。
そうした「じわじわすぎる相場の上昇」で「今こそ投資のチャンスだ」という気もせず株式市場には無反応で投資をしていません。
結果、現預金は寝たままでした。
もちろんこうした相場云々というのもありますが、自分自身がこのブログを始めたことも理由です。
日頃の趣味に加え、ブログを始めてからは過去も振り返り、今や将来を考えるなかで以前書いたように「お金にはとらわれない生き方」としてあえて投資をやらない(資産運用で放置する)方向に切り替えたからです。
その大前提には「相場に無関心であるほうが心穏やかに良いリタイア生活を送れる」といった仮説もあるからです。
さすがに高いボラで心が動く
ですがこの数日間、相場のボラの高さ(上げ下げの幅)であったり、為替にしても大きな下落(円高)になり、どうも静観している気持ちが失われ、そわそわしだしました。
保有株は大きく下落し外貨建て資産もぐんぐんと減っています。
ですが「守らなければ」というよりも、心境としては「経済変化があるのでこれは買い場として面白いかもしれない」と感じての投資でした。
そんな自分の行動をみると「踏ん切りのつかない投資スタンス」だと反省です。
矛盾と弱点
なにしろ
・「相場に無関心であるほうが心穏やかに良いリタイア生活を送れる」と言いつつ、相場が大きく変動すると無関心ではいられない、
・かといって利益を目指す投資であるならば、じわじわと上昇する大きなチャンス(2022年暮れから1年半で日経平均が2万円台から4万円台まで上昇した良い期間だったわけ)に手を出すべきだった → が、静観していた
・そうこう、今の大きな相場変動で思わず手を出す、
という、どっちつかずで踏ん切りがつかない状態です。
その意味では、相場の急変で心が揺らぎ投資スタンスがいとも簡単に揺らぐところに、自分の投資マインドというか未熟さもある気がします。
どうも踏ん切りのつかないスタンスです。
終わりに
以上、今回の相場の上げ下げは自分の資産防衛というより「動きがあって何か面白そうだ」という感覚も混ざって手を出してしまいました。
これまで「相場に無関心であるほうが心穏やかに良いリタイア生活を送れる」といった仮説が揺らいでいるのもあります。
それと「現金ポジション」と括っているお金の位置づけがイマイチ、何のために持っているのか、それは投資なのか何なのか曖昧な点も問題です。
そもそも「現金ポジション」という用語にかまけて用途や目的を掘り下げなかったツケかもしれません。
いろいろ改めて考えるきっかけになった相場のボラちゃんだったわけです。
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