アーリーリタイア前の不安として「リタイア後は過剰に節約してしまうのでは」というのがありました。
リタイア後の変化として金銭感覚に関連しては①金銭感覚が緩むのでは、②節約しすぎるのではと感じていて、その後者の不安のことです。
今回はこの「節約しすぎる」について触れます。
ちなみに前回の記事では「金銭感覚がゆるものでは?」は「緩まない」といった結論を書きました。それだけ長年の生活習慣は根強くリタイアをしたからといって金銭感覚が狂うことは無いというものです。
(参考)前回記事→ リタイア前の不安-リタイア後は金銭感覚が緩む!
完全リタイアによる収入変化への不安
リタイア後に節約しすぎるのではと想像していた理由は、僕は完全リタイアであり給与収入がまるまる無くなるからです。
そうした収入変化(激減)が影響して過剰に節約するのではと思いました。
もちろん節約することは悪くはありません。
ですが過剰なまでにお金を節約していては、リタイア生活でやりたいこともできず制限ばかりの日々となってしまいます。
それではせっかくの自由なリタイア生活が不自由になると思ったのです。
そんな気持ちを持ちながらリタイア生活に入りました。
リタイア後の節約
結論としては完全リタイア後、収入が無くなったからとて過剰な節約をすることはありませんでした。
もちろん完全リタイアによって収入は激減しましたが、だからといって生活水準を下げたり支出を控えることはしませんでした。
その理由の1つはリタイア後から円安・株高で自分の資産の時価評価が高まったからです。その結果、資産は減ることなく横ばいで推移していたのも大きかったとは思います。
もしリタイア直後に相場が崩れたりの荒れ模様だと過剰に節約して様子を見ようとしたかもしれません。
そんな問題もなく収支シュミレーションの通りの支出前提でいまの日々を過ごせました。
リタイア後の家計防衛心
もう1つの理由というか影響は家計防衛心です。
リタイア後の感情を振り返れば「過度な節約はせずとも家計を防衛していこう」といった気持ちはありました。
サラリーマン時代は貯蓄が増えていたのに、リタイア後は貯蓄が減る一方だという変化から防衛心は生まれました。
お金が流入する状態から流出する状態へと「逆流」しこれが今後もずっと続くわけです。
ただ、年金受給の開始ぐらいから収支はプラスに転じる予定であり、いずれ解決されると思えばそんな防衛心も解きほぐせました。
この減りゆく資産をどう感じるかは個人差があるとは思います。
人によっては過度な節約のきっかけになるかもしれませんが、その場合は「少しだけ働けば良い」とか「コストのかからない快適な暮らしをすれば良い」という対策もあると思います。
終わりに
やはりリタイア生活は楽しい日々を過ごしたいと思っています。
趣味の旅行や習い事、友人との会食など、やりたいことを制約なくやりたいと思っています。
それゆえ「お金が心配だからやりたくても控える」といった過度な節約は望ましくありません。
リタイア前もリタイア後も極端に贅沢な浪費や無駄な支出はしません。
節約しながらも大事なものに躊躇なくお金を使うメリハリは、防衛心を感じたりやりくりした結果、ようやく辿り着いた気もします。
リタイアの日常に大きな変化はありませんが、やはりこうした意味ある変化は起きているものです。
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