このところ経済・投資に関連するセミナーや異業種交流会(怪しくないもの)に参加しています。
そんな場は僕にとって完全に「アウエィ」です。
語学教室などのカルチャー系な習い事は、僕と同じ「リタイア民」も多かったりします。
年齢層も高めで、のどかで平和です。
ところが経済や投資関連の異業種交流会は、現役サラリーマンがうじゃうじゃいて、そんなコミュニティーでは「非力なアーリーリタイア民」の僕は、立ち位置が少し難しかったりします。
今日はこうしたコミュニティーで非力アーリーリタイア民として僕がどう対応しているかを綴ります。
上の世代が混じるリタイア中心コミュニティー
語学学校は定年リタイア民も多く参加しています。
そんなクラスに通う60代後半から70代の人たちは「勉強をすることで脳の刺激になる」とか「外出するきっかけになる」といった前向きな人たちが参加しています。
そんな定年リタイア者にとて、若干、「アーリー」なリタイア民なる僕は、同類ながら変わり者なる立ち位置です。
そんな僕に問いかける疑問は定番の「兄ちゃん、若いのにもう仕事辞めちゃったんだねえ、一体、家で何して過ごしてんだい!」です・・。
例の「説明が難しい」という案件です。
最も楽にかわす方法は「ネットでちょろっと仕事してますよ~」ぐらいな感じで言うことです。
すると「ネット苦手意識」があるせいか「ネット?わからんねぇ~」で終わってしまい突っ込みは受けません。
受けがよいのは旅行ネタです。
この話題は大好物すぎてパクパクと食されて大変です。
そんな元気な人たちとは教室の後に気軽に飲みに行くなど、こちらも気兼ねせずにいられるコミュニティーで、居心地は悪くありません。
今後、旅行ネタからもう少しアップグレードしたいところではありますが。
バリバリ感のある現役リーマンコミュニティー
一方で、経済・投資に関連するコミュニティーでは、完全リタイア民の僕はかなり立ち位置が微妙です。
そもそも「社外にも人脈を広げたい」とか「ビジネス接点を広げたい」といったサラリーマンや独立起業したイケイケな人が多く参加しています。
そんな人にとって「完全リタイア民」の僕は「ビジネス界から離脱した民」でしかありませんし、どう接していいかわからない異星人みたいなものです。
僕もそういう困惑した空気感に触れると「アウェイ」と感じてしまいます。
でもそんな「何じゃこのおっさんは?」と思われた瞬間は、それを逆手に「独自のポジション」をうまく出すのが、かなり重要だったりします。
アーリーリタイアのポジショニングについて
アーリーリタイアをどう説明するとベター(相手にとって価値ある情報や気づきになるか)は、かなり幅広です。
「早く会社を辞めたい」といったサラリーマンにとっては「アーリーリタイア」は食いつき易い話題です。
ですがバリバリ現役リーマン族にとは、それは「変わり者」でしかないので、良くも悪くもその「レアさ加減」で面白さを出すことが必要です。
ちなみにリーマン同士の会話を観察していると、まず、名刺を交換して会社名や部署名をお互いに名乗ります。
そして「御社は株高で絶好調ですねえ~」なんて持ち上げつつ食いつきの良い話題にすぐに入ります。
そこから個人(社員)としてどんな立ち位置で仕事していて「円安で大変」だとか、共感できる共通項を見つけて話題が広がります。
それが見つかるとホッとしたように「じゃあまた後ほど」となるのが流れです。
ですが「会社」というアイデンティティーを捨てている僕にはこのアプローチは使えません。
「元xx」みたいな会話もできますが、それはもう自分でもありませんし、そんな看板に頼って話題を出すのは親離れできない「へなちょこコゾウ」のようでイヤなのです。
なので会話のポイントは「非力なアーリーリタイア民」という「個人」であってあえていえば「面白そうな奴」といった軸になってしまいます。
面白そうな完全リタイア民
そんな少しばかり「面白い生活を送っている変な奴」を醸し出すには、どうやら3つのジャンルから具体的に話しを切り出すのが良いようです。
それは、
①守り優先のサラリーマンを脱してちょっと無茶ぶりな人生経験を積みだしたこと
②定年まで働くと人生の機会損失が大きいと気が付いたこと(実際そうであること)
③好奇心とこだわりが強いこと
で、少しピンポイントで具体的に話します。
イケイケなリーマン人にとっても心のどこかで「このままでいいのか?」とか「人生でやりたいこともあるんだよなあ」という疑問を持っている人も多いものです。
そんな疑問の解には直接ならずとも、型破りだとか発想が斬新だといった「面白い奴」(変わった奴)なるリタイア民と思ってくれると、ちょっと情報交換しましょうよ、となったりします。
経済とか投資、ビジネスってジャンルは世代や属性が違っても関わりあるテーマですし、イケイケリーマン同士とは違った立ち位置で、かえって良いのかもしれません。
終わりに
会社も肩書きもない個人となってつくづく大事と思うのが「個性」です。
型を破る発想や行動をするリタイア民だとなおさら「面白い奴」となります。
そんな「この人はどこか普通じゃないから少し気になる」とか「何をしでかすかわからない面白さがある」なんていう個性がリタイア人の僕は持つべきかもしれません。
結局のところ名刺交換で接点が強まるよりも、
定年リタイア者だ、サラリーマンだ、完全リタイア民だ・・という属性は関係なく、好奇心とか個性が接点を作る
といったことが、最近、アウエィに足を運ぶなかでの気づきです。
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