アーリーリタイア以降「本当に会社を早期リタイアして良かったのか?」という疑問がありました。
その疑問が完全に無くなったのは、リタイアから1年以上が過ぎたつい最近です。
会社を辞めた後悔というより「未練」であって、それはリタイア生活で自分が変わるなかで昇華されました。
未練や後悔は、誰にでも、いろいろなシチュエーションで起こります。
追い続けていた夢を捨てた時や1つの道を選んで別の道を諦めた時など未練や後悔が起こりえます。
今回は早期リタイアでの後悔や未練が、時間と共にどう変化したか報告します。
会社を早期リタイアした後悔・未練の変化
FIRE直後からの仕事・会社に対する変化を総括すると以下の通りです。
FIRE以降の3つの変遷として、①FIRE直後、②1年経過まで、③1年経過以降、と分けています。
この変遷は心境変化に関する記事でも使いました。
仕事に特化した心境変化を取り上げます。
FIRE直後のリタイア後悔
会社を辞めたのが2022年3月末でした。
30年以上も働き続けたので、リタイア直後は「平日の自由」という高揚感であれこれ遊びました。
遊びながらも「本当に会社を早期リタイアして良かったのか?」という疑問はいつも心にありました。
決算報告等が気になりオンラインでみたりニュース記事を読んだりしました。
すると、慣れ親しんだ専門用語も交え「事業計画の通り成果進捗している」という報告を聞くと、会社世界から離れ、時間に縛られない怠惰な生活をしている身分か、心は動揺しました。
「辞めて良かったのかな」と。
だからといって「仕事に戻りたい」というような後悔はありませんでした。
ただ、決算報告をみているということは、後悔は無くても未練があると感じました。
中途半端な未練って、とっても居心地が悪いのです。
リタイアから1年経過までのリタイア後悔
そして、アーリーリタイア生活が数ヶ月も経つと変化が起きます。
生活面も、「平日昼のみに行って夕方から夜中まで寝てしまった・・起きたら夜中1時~」みたいな堕落生活も反省し、ちょっとばかり回復という流れで落ち着きました。
回復とは、自分なりに計画していた「リタイア後にやること」をきちんと着手することです。
ほかにも、現役中に手抜きをしていたこと、現役中は手つかずだったこと、現役中は絶対にしそうにないこと、なども含めていろいろとやりだしました。
そんな建設的な事をするような日々になりましたが、それでも時々、会社名でネットニュースを検索したりしました。
相変わらず、会社は着々と目標に向かって進んでいる・・というようです。
ですがどこか冷めた目で見るようになりました。
理由は「今の時間を大事にし、自分のために生きている」と感じたからです。
会社は、目標という“将来の状態”を実現することをめざし、そして社員もみなそんな目標実現の一部として働いています。
いまも辞めず働いていたら、ひたすら自分の”今の時間”を犠牲に、会社の将来に注いでいたと思います。
つまり、早期リタイアをした今の方が、きちんと自分のために生きているという感覚を持てて、ようやく会社や仕事への未練が無くなったのだと思います。
リタイア1年経過後から今のリタイア後悔について
そしてリタイアから1年以上経過する頃からは、もう会社のニュースを検索することも無くなりました。
時々、ニュース記事を見かければそれは読みます。
ですがどんなことが書かれていても、もう、「別世界」と感じます。
それどころか、会社の目標のために生きることっていうのは、いまは「自由が無く息苦しい」と感じるようになってきました。
価値と行動の軸が会社とリタイア生活は違う
もちろん「会社は不自由でイケてない」と言ってるのではありません。
会社の資金力にマンパワー総出で目標に向かって動けば、そりゃ個人では太刀打ちできない社会的影響もあります。
その一旦を、たとえ歯車として担っていれば、会社を通じた仕事の醍醐味を感じることはできます。
会社の目標を個人的な目標と被らせれば、とても大きな社会的意義や、個人的達成を成し遂げることもできます。
僕もそうしてきたし、それは賛成です。
ただ、人生の残り時間を気にするようになると、そんな「目標の通り」という先(ゴール)の見えた人生が怖くなってくるものです。
それゆえリタイア生活で得られる「1年後、自分は何に興味をもって、どこにいて、何をしているか」も予想できない自由や広がり、人生の選択肢があること、限られた人生の時間を自分に使っていること。
そんな自由や予想つかない人生の醍醐味が大事になってくるのでしょうね。
リタイア生活は「自分のために生きる」という、単純なことですが、でもそれは僕の仕事人生とはまるで機軸が違う生き方です。
終わりに
今回、皆さんにお伝えしたいことは、会社でしか味わえないことは会社で得るべきですし、でも、会社を辞めたら辞めたで、違った醍醐味があり、道は開けるということです。
リタイアしたら何も残らない、得られない、ということは無く、自分が変化することで新しい世界も広がります。
逆に、リタイア後も会社時代の自分に拘って変化しなければ、いつまでたっても後悔したままかもしれません。
定年が来れば誰もがリタイア人生を歩むので、自分が変わることを恐れないマインドは、常に身に着けるべき価値あるものだと思います。
経済不安があると変われない、というものでもないのが精神的自由です。
現役の方を含め、何か気づきや参考になれば幸いです。
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