リタイア後は「目標を持たない生き方」が良い3つの理由

2023-09-19

経済的自由・FIRE

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世間では「目標として描かないものは手に入れられない」とか「目標がなければ怠惰な生活を送る」と思いがちです。

でも僕はリタイア生活をより良く過ごすには「目標を持たない生き方が大切だ」と思うようになりました。

こう思う理由は3つあって、

①自由と広がりを確保するため、

②今を大切に生きるため、

③新しい夢や願望を育てるため

です。

それでは個々に見ていきます。

自由と広がりを確保する

リタイア後の人生は、同じく自由が豊富にあった学生の頃に比べても、時間もあれば、人生経験もあります。

使いようでは、自由と広がりで、想像を超えるような幸せに着地できる可能性があります。

それゆえ、リタイア生活で確固たる目標を描いてしまうと、それに囚われて危険だと思うようになりました。

もちろん「〇〇に移住する」とか「農園をやる」とか、明確な目標や夢がある方は別ですが、そうでないなら、目標をあえて持とうと焦ったり無理もせず、自然に任せる方が広がりのある結果になると思います。

そうするためにも、まずは「会社という世界の常識やサラリーマン脳」は一旦横に置くのが得策です。

会社は異なる考え方や能力をもった人が集まるので、バラバラになりすぎないためにも、「あるべき姿(理想の状態)」を描き、共有し、そこに向かっていくアプローチが効率的であっただけです。

僕もそんな「目標を持つべき」というサラリーマン的な固定観念があって、それが足かせになっていましたし、取り払うことで広がりを得ました。

それは「資産額の目標」です。

リタイア後はちょっとした野心として「もっと資産を増やそう」と投資家根性のようなものを持った時期もあり、時間的な自由や精神的な自由を失ってしまいました。

その目標を捨てることで、時間をより有効に使い、精神的にもお金に執着せず、自由と広がりが確保された状態になりました。

もちろん、そんな「自然体に生きる」は、場合によっては暇を持て余したりすることもあるので、工夫が必要だとは思います。

今を大切に生きるため

2つ目は、いまを大切に生きることです。

現役時代は「今のために今を生きる」というより「将来のために今を生きる」というサラリーマン脳で支配されていました。

なのでリタイア後もそのままの考え方で「リタイア後の学び直し」として2年間大学院行こうかとか、困難な資格を取ることにチャレンジしてみるか、といったビジネス寄りで考えてしまったこともありました。

これらは「自己投資」で、今の時間を犠牲にして将来のリターンを得るという、自分に向けた投資で、それもビジネス寄りです。

リタイア後、もう2度とサラリーマンに戻らないという確信も強くなるなか、そんなビジネス的な「自己投資」は無意味だと気が付きましたし、会社員時代はやろうと思わなかった料理教室に通うとか、写真撮影教室に通ったりとか、今の生活をより良くするために必要なスキルを得ることを始めました。

結果、そういったスキルはリタイア生活ですぐに役立ってきますし、「将来のため」というより「今の必要や興味」という軸で物事をするほうが断然に心地よくなりました。

そんなあるがまま自然体に生きるというか、「足るを知る」ということが、今日のための今を集中して生きることで、それがリタイア生活を良くする大事なことだと感じるようになりました。

新しい夢や願望を育てるため

3つ目が「新しい夢や願望」という、つまり、未知なるものに出会うことです。

確固たる目標を持ってしまうと、その目標の範囲でしかものごとを実現しません。

先の通り「自由と広がりを確保すること」や「いまを生きること」をするなかで、自分の新しい欲望や好きなことにも気が付いて、思わぬ方向に進んでいく気がしています。

この3点目はまだ確証はありませんが、リタイア後の試行錯誤を経て、僕はいま「FIREの自由を使って自分らしく生きること」を目指すことにしています。

新しい夢や願望を生み出すことに繋がる気が、特に最近、感じるようになりました。

この点はいずれ、結果が出たら報告するようにします。

終わりに

以上、あえて「目標を持たない」という生き方を考えましたが「少しばかり難しい」と思っています。

今の仮説は、

・固定観念や確固たる目標などは捨てることで、今の「好きだ」とか「楽しい」という自分の感性や直感により敏感になれると思うこと、

・それゆえ、そんな「好きだ」とか「楽しい」という建設的な欲求の果てには、必ず自分が居心地の良い毎日を送れる状態が出来上がるだろう、

というものです。

目標を持つことを否定してるわけではありませんし、明確なリタイア後の目標がある人は、それに突き進んでいくのも素晴らしいと思います。

それと、目標を持たない生き方は、向上心を捨てるという意味でもありません。

目標をもってぐいぐい成長していくのを「自己成長型」のアプローチと捉えるなら、僕のやり方は「今の自分を信じ、委ね、そこから無限の可能性を開放させる」を目指す「自己解放型」というか、その時の自分にお任せ型だと思います。

どっちが正しいというのではなく、選択肢として自分が好きな道を選べば良いのだと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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