FIRE後の「自由」とはかなり厄介と思う理由

2023-08-08

経済的自由・FIRE

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僕はFIREで完全リタイアをしたので「仕事人生」と「自由人生」の両極端を体感するべく、あえて自分に鞭打っています。

仕事人生は遠回りもしましたが、ある程度、その世界観を理解してきたと思います。

でも「自由人生」って奥が深すぎていまだ手こずっています。

今日はそんな「仕事人生」と「自由人生」の違いと、その「自由」を前にした悩みを綴ります。

仕事人生って今思うとどんな世界か

「仕事人生」はサファリの草原にいたような感じです。

だだっ広い草原ではありますが、そこは目に見えない一定のルールや自然の摂理に支配された世界が広がります。

小動物から大型動物まで、サイズもピンキリで、温和そうで気性が激しかったり、小さいながら危険だったり、捨て身の技がとんでもない奴がうじゃうじゃしています。

そんな弱肉強食の世界ですが、サラリーマンなんて大群バッファローみたいなものです。

群れの中にいりゃ安心と呑気に生きています。

気を抜いて群れから離れると、いつしか猛獣に襲われるかもしれませんが。

ただ、そんなサファリでは、頭がいいとか腕っぷしが強いとかが生き残るのではなく「変化できる奴(種)が強い」という世界だとは思います。

変化する環境にどう適応するかって、種として生き残るのに究極に大切なことです。

リタイア後の自由人生っていう世界は

そしてリタイアした今は自由を追求する日々です。

それはサファリのような平原って感じではありません。

経済活動の世界って、サファリのようにはっきリアルな空間が広がっていて、そこに一歩踏みこめば、そのルールで生きていかないといけません。

でも「自由の世界」っていうのはまるで違います。

サファリのような空間というより「不自由な地球から宇宙に脱出する」っぽいものです。

地球脱出に必要なこと

地球にいると意識しませんが、絶えず重力がかかっています。

そんな地球を脱出するのに基本的には2つのスピードを選択します。

1つは人工衛星になる(地球を周回する)スピードです。

地球からロケットで飛びたつも、宇宙空間に飛び出ず、かといって地球の引力にひっぱられて落ちもせず、「人工衛星」として地球を周回する方法です

そのために秒速7.9㎞という第1宇宙速度が必要です。

もう1つのスピードは、地球の引力外(太陽系)に出ていくものです。そのために秒速11.2㎞以上で飛び出る必要があります。

この地球脱出速度(第2宇宙速度)があれば地球とはオサラバです。

なお、太陽の引力から抜ける第3宇宙速度というのもあります。遥か遠くを目指すならコレですね。

自由を追求する時の脱出速度をどうするか?

FIRE後の自由はどういった距離感で自由を維持するか、悩みます。

それは、地球というしがらみを捨てて完全自由となるのか、地球から等距離のところを周回しながら人工衛星的に生きることで良しとするのか。

そんな選択をしないといけない感覚があります。

つまり「自由」という居場所をどの距離感で維持するか、宇宙の先にあるものがピンとこないので、決めかねてる感じでもあります。

なかなか難しいものです。

既に大気圏は脱出しつつある

ちなみに既にいくつかの自由を束縛しているものごと(重力)は振り切っています。

例えば「時間的自由」を追求しようとリタイアをしました。「仕事時間」という邪魔者は取り除くことができ、時間的な制約はありません。

同様に「精神的自由」を追求するために「嫌なこと=精神的苦痛」という束縛を取り除きました。

経済的な不安がないように、お金の束縛というものも取り除いています。

こうしたお金の束縛、時間の束縛、精神的苦痛からの束縛など、自分がこれなで引っ張られてきたことは、すっかり取り払い、ロケットが地球の引力(束縛)を切り離した段階です。

いよいよ、地球から飛び出て「自由であること」の距離感をどこで保つのか、決めるべき段階です。

直近で悩む自由-場所の自由

とくに悩ましいのは「地理的自由」をどうするかです。

もともと、リタイアをして沖縄とか東南アジアにプチ移住をしようと思っていました。

それは自分の拠点(東京)から離れ、違う場所でしばらく住むという考え方でした。

ただ、そうした固定生活は自由度が低いと感じます。今は東京から離れることに気が進みません。

それゆえ、今ある選択肢は2つとなっています。

①2重生活:都会(いまの生活)と自然のある場所の2か所を行き来する

②多拠点生活:最近は「居住地のサブスク」というのもあり、定額でホテルやサービスアパートメントに点々と宿泊するようなライフスタイル

こうした実現方法はあるのですが、後者は魅力ながら、住む場所が「ホテル」のような感覚では落ち着けません。

住むように滞在するようなことができ、それでいて自宅マンションのような快適さもある多拠点生活ができないか、なんて考えています。

まあちょっと作戦もあるので、またどこかの機会で記事にします。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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