最近は何を買っても物価が高いと感じます。
3年程前に読んだベストセラーの“The Latte Factor“をふと思い出しました。
その本には「一見たいしたことない小さな買い物でも、それを毎日続けることは大きな機会損失(大きな資産を作るチャンスを潰す)」というレッスンが語られています。
タイトルのLatteというのは、スタバのラテのことです。
物価高の今だからこそ、こうしたレッスンを実践するのも良いかもしれません。
スタバラテの計算式
例えば、平日ランチの後、週末も1日1回はスタバに立ち寄りスタバラテ(TALL)を買うと455円/日がかかります。
月間で455x30=13,650円の出費となります。
実は、ラテは何気ない習慣で買っているだけで、その習慣を辞めることができるならば、そこで節約する金額相当を投資に回せます。仮に、月13,650円を積立投資にまわして5%の複利で運用したら、40年後は約2000万円(税引前)となります。
30年であれば1000万円程度が期待できます。
日々の小さな出費を節約することの意味
もちろんスタバのコーヒーがダメと主張しているのではなく、自分がさほど大切・必要と感じない習慣に出費するのを辞めるだけで節約ができるということです。
例えば「老後を少しでも豊かに(40年後は2000万円プラスの資産で)過ごしたい」とか「1日でも早くリタイアしたい」といったプラス面を想像しながら習慣を辞めるのです。
価値の低いところから高いところに支出・貯蓄をまわすのが節約です。
スタバのコーヒーに限らずコンビニのジュースでも対象は問いません。
そして、実際に「xx年後」という基準点を作れば、いまの△△円の節約で目標地点の資産が〇〇〇円といった投資換算もできモチベーションもわけば投資マインドにもつながります。
僕が実施した習慣の断捨離
・会社に自宅で煎れたコーヒーを水筒に入れて持っていくこと
・会社に弁当をもっていくこと
・缶ビールなどはコンビニではなくスーパーで買う
自作のコーヒー&弁当は、実際に会社生活で15年~20年ほどやっていたと思います。
その出費が1500円/日で、月20日の営業日があれば、月間で1500円x20日/月=3万円を節約してきたことになります。
それを積立投資で運用(5%程度の成績)でやっていれば、仮に15年間で800万円の資産形成につながっていたはずです。
原価を除いても、リタイア資産の500万相当部分は、こうした取るに足らないコーヒーとお弁当から作られたと思います。
なお、こうした小さな出費もそうですが、大きいものとしては住宅ローンの見直し、通信費は格安SIMにする、無駄なサブスクの解約するなどはずっと以前にしました。
終わりに
習慣を見直して断捨離することで、自分にとって大事なものにお金をかけ、そうでないものは切り詰める、とメリハリ生活につながります。
それが資産に変わるだけでなく、自分にとって大事なものや大事なこともはっきりするし、価値あることに時間とお金をかける力が研ぎ澄まされると思います。
習慣の見直しは大事ですね。