東京でFIRE生活をする僕が、「FIRE後に住むならどの都市が快適か?」という視点で、地方の主要都市を比較してみました。
会社への通勤がなくなるFIRE後は、現役時代とは住む場所の選び方も変わります。僕が重視するのは、都市の便利さを維持しながら、自然、食、気候、旅行などを楽しめることです。
そこで、実際にFIRE後に地方各地を訪れた経験をもとに7つの選定基準をつくり、主要都市を5段階で評価しました。
結論からいうと、僕のライフスタイルに最も合ったのは「福岡・札幌・神戸」の3都市です。
なお、東京・大阪のメトロポリタンエリア(横浜、南大阪、京都など)は除き、地方の主要都市を候補としています。
FIRE後に住みたい都市を選ぶ7つの基準
僕がFIRE後の移住先を考えるうえで重視したのは、次の7項目です。
① 都市機能の充実 → 生活利便性の高さ、娯楽やグルメの充実(都会の快適さを維持)
② 自然環境 → 車で1時間以内に「海・山・温泉」がそろう(気軽にリフレッシュできる)
③ 気候の快適さ → 暑さ・寒さ、湿気、花粉などを含め、年間を通じて生活上のストレスが少ない(生活の快適さ)
④ コミュニティのつくりやすさ → 趣味や地域などを通じて人とのつながりをつくりやすいか(孤立しにくい)
⑤ 食の豊かさ → 特に海産物が豊富でおいしい(毎日の食事が充実)
⑥ 移住のしやすさ → 賃貸の選択肢が多くインフラや安全性が確保(スムーズな移住)
⑦ 旅行のしやすさ → 最寄り空港へのアクセスと空港発着路線数や運航先(国内外の移動が快適)
各基準の真意についてはこちらの記事にて綴っています。
そして、上記に基づくスコア結果(5段階評価で点数制)がこちらです。
1位:福岡|都市・食・旅行のバランスが魅力(31点)
福岡は 都市機能・食・旅行のしやすさのバランスが非常に優れています。地方都市の中でも空港が市内中心部から至近距離にあってアクセスの良さは圧倒的です。
地下鉄や鉄道の駅近に住めば、車なしでも生活しやすく、買い物、グルメ、娯楽、スポーツジムなどの生活面でもとても便利です。
特に魅力的なのが食の豊かさです。
やはり玄界灘の魚介類などが東京では味わえない鮮度とコスパで楽しめるのは素晴らしい点です。
冬も比較的温暖で、湿気が多い点を除けば気候も悪くないと思います。
以上、都会の便利さを大きく落とさず、食や旅行を楽しみながらコンパクトに暮らせる。僕がFIRE後の生活に求めるものが最もバランスよくそろっている都市でした。
2位:札幌|冬でも意外に暮らしやすい都市(30点)
「寒さが苦手な僕には札幌は厳しい」と思っていたのですが、実際に極寒の2月に訪れてみると寒さを感じにくい快適な都市という印象を受けました。理由は、札幌駅からすすきのまで南北に続く広大な地下道ネットワーク(東西もあり)です。
外の雪や寒さを気にせず移動できるため、冬場の負担が大きく軽減されます。
また、湿気が少なく、スギ・ヒノキ花粉の影響も本州に比べて小さい点も魅力です。
さらに、ウニ・イクラ・カニといった海鮮のレベルは全国トップクラスで、食の満足度が非常に高いというのもあります。
新千歳空港も市内からJRで30分程度で行けますしアクセスは良いと思います。
それでも、寒さが苦手な僕にとって「札幌の冬を毎年暮らせるか?」という点だけは、どうしても引っかかります。
3位:都会的な雰囲気の神戸(27点)
神戸は横浜に近い雰囲気を持ちつつ、地方の落ち着きも感じられる都市です。六甲山や有馬温泉といった自然が身近にありながら、大阪にも気軽にアクセスできるのは大きな魅力です。
ただし、冬の六甲おろしの寒さが厳しいのと、伊丹空港までのアクセスが意外と手間に感じました。
また、神戸牛は素晴らしいのですが、やはり海鮮についてはこれまであまり感動するものに出会えていません。
以上、都市の便利さ、自然、大阪へのアクセスというバランスは非常に良いのですが、僕が重視する空港アクセスと海鮮という点で福岡・札幌に届きませんでした。
このランキングは僕自身の価値観によるもの
もちろん、このランキングは僕自身のライフスタイルや好みを反映したものです。
特に食、旅行、都市生活を重視しているため、自然の多さや住宅費などを最優先する人なら結果は大きく変わると思います。
また、神戸を「地方の主要都市」とするかは微妙ですが、僕自身まだ馴染みが薄いため候補に加えました。神戸を除けば3位は広島で、那覇も有力候補です。
その他のFIRE移住候補都市
沖縄(那覇)
僕が本来「住みたい」と思っていた沖縄ですが、湿気の多さと、海産物のラインナップが自分好みではなかったこと、そして都市が分散していて車がないと生活が不便な点がネックです。沖縄料理は好きです(沖縄の麺も美味しいお店をみつけました)が、カニ・ウニ・エビ・貝類が好きな僕にとって、それらが豊富にある寒冷地の海産物と比べるとやや物足りなく感じてしまいます。
ただ、あの海の美しさは本当に捨てがたく、いまでも住んでみたい気持ちは残ります。
広島
コンパクトながら都市機能はそこそこ良く、瀬戸内の穏やかな環境も魅力です。食についても海産物もあるし、自然も豊富です。
ただ、空港までのアクセスが悪い のと広島空港を起点とする旅行の利便性がやや弱いと感じます。
僕の場合、都市機能や空港アクセスまで含めて考えると、移住先としては福岡などに一歩及びません。
むしろ牡蠣が旬の季節にばんばん旅行するほうが良いのかもしれません。
熊本・松山・仙台・金沢
これらの都市は四季折々の魅力があり、それぞれ特定の季節に訪れたくなる都市です。
ただ、生活のしやすさや移住後の利便性を考えると、熊本や松山なら福岡から行けますし、仙台や金沢は東京からも近いエリアです。
このあたりを比較していて気づいたのは、「好きな都市」と「住みたい都市」は必ずしも同じではないということで、これらは「旅行で楽しむ場所」という結論になりました。
終わりに
FIRE後は通勤という制約がなくなる分、「どこに住むか」を自由に選べます。
しかし自由だからこそ、自分が暮らしに何を求めているのかが問われます。
今の僕のライフスタイルの価値観でいくと福岡がもっともバランスが良いという結論に至りました。
札幌の快適さも意外な発見ですし「寒冷地に住むのは絶対に無理」という先入観がなくなった点は大きな収穫でした。
移住を考える際は「何を重視するか?」を明確にして、実際に訪れて自分の肌感覚で確かめることが重要だと感じます。
なお、勝手に点数をつけていますが、あくまで僕の限られた経験からなのでこれが普遍的な正解でもありません。
ちなみに、僕が住む東京のFIRE生活に関するメリットとデメリットは以前に発信した通りです。
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