都内各地で外国人旅行者を沢山見かけますが最近はその様子が変化しています。
それはカップルよりも家族旅行者を多く見かけるようになったことです。
自分も家族を持っていたので理由は実感できるのですが、家族旅行だと経済負担も大きいので円安が進んだ日本はその負担も少なく家族旅行に適しています。
おまけに治安も良いので旅行先として安心感もあります。
こうした理由で都内各地で外国人の家族旅行者(パパ・ママ・子供2人)を見かける頻度が増えたのですが、時折、心に込み上げる「ある思い」があって、リタイア生活の今こそ実行しようと思っています。
今日はそれを綴ります。
微笑ましい家族に何かしてあげたい
結論を先にいうと、微笑ましい家族をみると「助けてあげたい」とか「何かしてあげたい」と思ってしまいます。
そんな微笑ましいシーンというのは例えば、
・お父さんがスマホで地図やら目的地を調べていると子供たちはつならなさそうにゲームをしていたりする
→お父さん、代わりに調べましょう・・とか、ガキんちょ君、せっかく日本にいるのだからゲームばかりじゃなく日本を楽しもうよ!という感覚を持つ
・エレベーターなどで日本は片側に立ってもう片側を他人が通れるように空間をあけて配慮しているが、時々、ガキんちょ君が横並びに立っているとお父さんやお母さんが「こっちに来なさい」ときちんと躾をしている
→日本のローカルルールをリスペクトし順守するよう子供を躾けているのは素晴らしい
といったものです。
もちろん旅行者のなかには、子供が公共の場所(施設や電車のなか等)で騒いでも注意しなかったり、ニュースでも取り上げられていますが日本のお寺で若い外国人旅行者がガラガラを無茶に鳴らしたり落書きしたりするのは悲しく思います。
ですが日本の文化やルールをしっかり理解し、子供たちを連れてルールを守りながら旅行している家族には何かしてあげたいと思うわけです。
なぜ、何かしてあげたいと思うのか
こうした「してあげたい」という思いは、自分が同じように家族4名で海外生活をしていた頃に現地の人に親切にされたり助けられたりしたことへの恩返しという思いがあるからです。
それこそ数えきれないほどあります。
・家族旅行中に宿泊先のホテルの場所がわからなくて困っているときに助けられた、
・車がパンクして困っている時に手伝ってくれた、
・子供が大泣きしているとある家族が子供のオモチャを譲ってくれた
・子供が大事なゲームカードをレストランに忘れたらウエイターが息を切らしながら走って追いかけてきて渡してくれた、
・レストランで人種差別的なことをされた時に知らない人が抗議してくれた、
などです。
自分1人ならまだしも家族がいるなかでの迷子やトラブルで不安も募るなか現地の人に助けられたことは沢山ありましたしそれを今でも感謝しています。
それゆえ来日する外国人旅行者は、言葉の通じない誰も知り合いもいない異国の日本で不安を感じるのは気持ちがわかりますし、住み慣れた自分がサポートして安心させたいという思いになるのです。
サプライズで思い出作りを手伝いたい理由
こうした「何かしてあげたい、恩返しがしたい」ということではあるのですが、案外、難しいものです。
突然、僕が子供のいる家族にお菓子をあげても「毒が入ってんじゃないか」と思うかもしれませんし、食事に誘っても「ぼったくられるのではないか」と心配になったり、どこか観光名所を案内することを申し出ても「どこか連れていかれるのでは」なんて心配になるかもしれません。
そういう疑いの元となるようなことに繋がるのは絶対に避けたいですし、現実のところ、道案内などはしますが、それ以上のことはしたことがありません。
一度、夜の20時頃に歩いて帰宅中、老夫婦が夜の街の写真を撮っている場面に遭遇したので、僕が街を背景に老夫婦2人の写真を撮ってあげたことはあります。
そのときも「良かったらご飯でもどうですか?」なんて申し出れば良かったのですが小心者ゆえ言い出せずに終わりました。
ただ、たかが美味しい料理を一緒に食べても生涯残る思い出になるほどでもありません。
なので微笑ましい家族であったり老夫婦を見ると「日本に来て最高の思い出になった」といった生涯忘れないものを自分が作ってあげたいと思っていて、実は自分にしかできないある「サプライズ」のアイデアもあります。
これをやれば誰もが「こんな経験ができて一生忘れないよ」と言ってくれると思います。
ただそれも実行できずにいます。
終わりに
いつか実行したらその種明かしをするということで今回は勘弁いただきたいのですが、とにかくこの記事を書きながら「臆病者」という自分を戒めています。
そのサプライズとなる思い出を僕が提供できたら、その家族旅行のガキんちょ君が立派な大人になった頃に年老いたお父さんやお母さんに「日本で知らないおじさんに会って〇〇は良かったね」と、思い出を話すかもしれません。
老夫婦だって旅行できない年齢になって生涯を夫婦が振り返ったときに「あの時の若者(といっても僕ですが)には〇〇をしてもらって良かったね」と話すかもしれません。
そんな思い出に残る「サプライズ」を提供できるよう、本当、勇気を持つように自分に言い聞かせ、改めて決意を胸に記事を終了します。
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