FIRE達成は２つのルートがある・・

FIREを達成するルートをざっくり分けると２つに分類されます。

１つはFIRE達成を目標と定めゴールを睨みながら突き進む「勇往邁進（ゆうおうまいしん）型」。

もう１つは、FIREという目標は持たず、目先の仕事や投資に全力投球しながらその先に明るい未来があると信じて進む「雲外蒼天（うんがいそうてん）型」です。

僕は後者の「雲外蒼天型」で、目の前のハードル仕事などをやり尽くして頑張れば、乗り越えた先は楽しく良い世界があるだろうと思っていました。

今日はその2パターンをみながらこれからFIREを目指す理想論を考えました。

勇往邁進（ゆうおうまいしん）でFIREを達成した人

FIRE達成を目標に勇往邁進する人はブログでも良く見かけます。

そんな方の強みは、FIREを調べ尽くし、入金力、節約力、あるいは投資運用の利回りなどの資産形成のポイントを押さえて効率的に資産構築に突き進んでいると思います。

やはり、モチベーションがあって目標が明確であるというのは大きな推進力だと思います。

一方でデメリットとなりうるのは、FIRE達成を目標とする点に意識を向けるゆえ、どうしても達成後に何を為すべきかといった事後計画が手薄になりがちます。

また、目標達成後には素晴らしい世界が待ち受けているという期待値の高さで、FIRE後に「暇だ」とか「退屈だ」と幻滅しやすい状態にある点も挙げられます。

というデメリットまで検討尽くしたうえでの目標への勇往邁進であるなら、きっと最短で効率とは思います。

雲外蒼天で（うんがいそうてん）でFIREを達成した人

これは僕のパターンでもあります。

雲外蒼天は文字通り「雲の外には青空が広がっている」という意味です。

つまり「サラリーマンという苦しい社会生活を正面突破で乗り越えればきっと明るい未来が待っている」といった感覚でさほどFI（お金）が目的だと意識せず突き進みます。

メリットは、ある一定レベルまで仕事、投資あるいは起業に本気で集中すれば、運もあるとはいえ多少の結果もついてきますし、なにより人的資産への自然な投資となります。

その結果「自分らしいやり方」で仕事やビジネスを楽しめるといった領域まで知らずうちに辿り着いていたりします。

ただ、やはり大きなデメリットは、仕事や投資、起業にしろ、ある沸点まで届くまでは苦労が伴いますし、そこを乗り切れるところまで（僕の場合は）馬鹿なほどなりふり構わず走り続けられるかということです。

もちろん、自分のスキルや興味と仕事やビジネスの巡りあわせや縁などにも左右されるのもあります。

本当、仕事は信頼を持たれるだけのスキルや実績を積むまでは奴隷のような生活になりますし、それは投資だって、ある程度の元手を作るまでは時間も労力も「節約」といった苦渋を乗り越えないといけません。

以上、両者とも一般論であって例外は幾らでもありますが、やはりポイントだと思うのは、どっちをみて進むかでそれぞれ強みと弱みの違いはあるので、そこを理解し補強するのもが大事だということです。

それは時代の流れとか自分の強みや環境への適性といったことです。

理想的なのは両方の組み合わせ

今後の時代、どちらがが有利か？

僕はある程度の組み合わせ（というか両輪）が良いと思っています。

両輪というのは、

・投資はネットの情報も活用しながら個別株というよりは投資信託など手離れがよい投資をする（若いうちはなるべく投資に時間を取られないようにする）

・その空いた時間を仕事やビジネスに全力投球する

ということです。

つまりは大谷選手のように二刀流で進むというものです。

これは持論ですが、特に若いうちは投資に時間をかけすぎとも長期投資でコツコツためながらFIREの確率を高め、一方の仕事やビジネスは目いっぱいやって入金力も高めたり、スキルや経験を積んで人的資本を作る。

こうすればいずれ人的資本も使い出して個別株やら不動産投資、他、自分の知識や属性にあった投資をしてFIREの可能性を高められるというものです。

今の時代は以前の時代よりも二刀流がやり易くはなっている時代背景を目いっぱい使えばよいと思います。

終わりに

FIRE達成はこうした極論で2ルートがあるというのを自分が意識してバランス取るのが大事だと思います。

勇往邁進（ゆうおうまいしん）しながら雲外蒼天（うんがいそうてん）に立ち向かう。

でも最後はどう運が巡りあうかもあるので諦めず継続する能力や「強い思い」も不確実な時代では武器になると感じています。

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