コロナ禍のリタイアだからこそ僕が注目した投資対象:(時間の融通性)×(コロナ禍)×(投資)で探したものは・・

2023-01-24

セミリタイア 投資

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世の中に大きな変化があるとき、個人レベルでも投資で資産形成するチャンスになるのは、ご存じの方も多いと思います。

アーリーリタイアをすると「時間の融通性」という変化が武器になると思いました。

また、コロナの死亡リスクも減りつつあり、社会もコロナ禍から脱出する変化も近いと思いました。

そこで、投資について考えました。

時間の融通性」と「脱コロナ」という変化を活かして人生がお得になる資産価値の案件を、初期投資をして囲い込めないか」と検討しました。

その1つがリゾートホテルのタイムシェア会員です。

コロナ禍で需要が少なくなった海外リゾートホテルの会員資格(不動産共同所有権)を安く買い、それをリタイア後、時間の融通性を活かして使う。

リタイア後は旅行もすればホテル滞在もします。どうせ使うなら、いま初期投資をしておけば、いずれインフレや観光業の復活でホテル代が高騰してから使うより、よっぽどお得になるだろう。

そう考えました。

今回、タイムシェアをどう検討したかを取り上げながら、タイムシェアに限らず、こうした逆張りで資産形成する方法について書いてみます。

リゾートホテルのタイムシェアとは

タイムシェアとは、別荘やコンドミニアムを複数のオーナーによって共同所有する不動産所有権のことです。

時々、街中のショッピングモールなどで、ハワイのコンドミニアムなどをヒルトン、マリオット、ウィンダムといった知名度のあるホテル運営会社がブースを出して宣伝している、あれです。

そのメリットは、スイートルームのような豪華な物件を、自分で所有するよりも割安に手に入れることです。また維持管理費を負担するので管理清掃は不要です。あたかもホテルかのように気軽に使えます。



詐欺っぽいというレビューも

タイムシェアの営業マンは「車1台分の費用で豪華リゾートコンドのオーナーになれますよ!非日常を手に入れましょうよ!自分へのご褒美です。」と言います。

こうした営業トークと「いま即決すればxxxの割引です」と時間を与えない営業で、夢心地のままローン契約をして後悔したり、思うように使えず詐欺だという人もいます。

確かにサービスが複雑です。想定外の費用や負担、思い違いで利用しずらいなど、きちんと検討すれば避けられるものの、その場の即決では見抜くことが難しい諸条件があります。

僕が海外在住中、割と多くの知り合いが、こうした権利を持っていて上手に使っていました。

ただ、日本のように誰もが同じタイミングで休暇を取る場合には、日本人オーナーが多い物件では、予約が集中して使いずらいと諦めていました。

リタイアしたら、旅行のタイミングは自由に選べるので、その問題も回避でき、上手に使えるようになると思ったのです。

個別説明会に参加した

そこで個別説明会に参加しました。

日本で海外物件のタイムシェアを提供するヒルトンバケーションズ、マリオット、ウインダムの3社を、リタイア前から参加し検討開始しました。

どこも共通するのは、1つの物件を所有しますが、ポイント制度によってその所有物件や他のリゾート物件、系列内のホテルを使うことができます。

ポイントゆえ交換対象も多く、また使わない場合は次年度に繰り越しもできます。

営業方法は、やはりそうしたリゾートの非日常体験やそのオーナーとしての高揚感を全面に出します。

僕にとって投資合理性が重要で、頭のなかでその数字計算を淡々としようとするのですが、どうしても返ってくる言葉が「夢を買いましょうよ」とか「ご褒美」という言葉です。

そういった体験型サービスの営業方法の上手さは感心しますしノリは楽しみましたが、心のなかでは「いや、”夢“というのは投資判断の基準にはないが・・」とちょっと辛かったりします。

そんな形で説明会を通じて提案金額や提供条件などを集めました。

投資対象としての結論

3社それぞれ、ハワイや米国本土などの物件の提案内容を元に、投資メリット(8つ)、デメリット(7つ)、シュミレーションをもって、投資回収性、資産性を自分なりの条件で判断しました。

大きくは以下の2つの点で「買わない」という判断をしました。

①収支性と利便性

初期投資(会員取得費用)、維持管理費用、その他、固定資産税等の支出と、利用できうる宿泊日数をもとに、その物件の滞在単価を求めました。

そして、同じ地区の他の物件のスイートルームクラスを旅行オンラインサイト(Booking.comとかExpedia等)で予約した場合の宿泊金額と比較します。

結果的には「それほど変わらない」となりました。

よって、その物件しか滞在できないという利便性の制約を超えるだけの「リゾート物件を所有している高揚感」に価値を見出すか否かが判断ポイントになりました。

今の僕には「滞在先をその時々で選べる自由度」が所有欲より上回りました。

なお、ホテルは今後、インフレなり需要の回復で高騰するかもしれません。そうなるといま囲い込んだ方がお得かもしれないとは思います。

それでも、僕はその時々でいろいろなリゾート地に行く選択をするので、ニーズには合わないと思いました。

②資産性

資産性も大事です。

営業マンの言うように実際に不動産の共同所有権を得られて、資産価値にはなりますが、リセール価値は大きく上がらないと思いました。

僕は購入した権利を最終的には売ることになるので、そのリセール市場に権利を出すことになります。

いろいろなからくりがあり、同じ会員権でもリセール市場から購入するとその資産価値が低くなりがちな制度運用となっているように思ました。

よって、普通の不動産をリセールするのとは違って、その資産価値の上昇という「本来の資産性」はあまり期待できないと思いました。

結論

リタイア後の旅行におけるホテル代の先行投資としてみると、僕にとっては「収支性と利便性」でやや劣り、純粋な投資先としても「資産性」が頭打ちです。

夢に投資したい人にはうってつけですし、僕みたいにあちこちリゾート行くよりも「また帰ってきた!」とリゾートコンドの所有欲やリピートするホーム感に喜びを感じる人には良いのかもしれません。

ということで今は別のアプローチで検討中です。

終わりに

今回、「詐欺っぽいとの評判がある」とか「コロナで使えないものを買っても意味がない」といった先入観で皆に敬遠されがちな、こうしたリゾート投資だからこそ、そこに買い時のチャンスがあるのではと、逆張り思考で検討しました。

結果的には投資には至ってませんが、そうした逆張りで投資案件を探すことで、結構な資産形成のプラスになるものです。

自分にとっての価値を見い出せれば、それは良い買い物であり投資になりえます。

とうことで、今回は(時間の融通性)×(コロナ禍)×(投資)で引っかかったなかの、リゾートホテルのタイムシェアの案件投資の話題でした。

自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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