「サラリーマンには戻れない」と強く感じた出来事TOP3

2023-02-09

セミリタイア 仕事

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アーリーリタイアから10か月。これまで何度か「サラリーマン生活には戻れない」と感じた瞬間がありました。

今回は、そのなかでも特に強く感じたリタイア後の出来事TOP3を振り返ります。

現役時代からリタイアへ移行して、何が変わったのかを改めて探ってみたいと思います。

TOP1:雪の日、雨の日、寒い日の通勤

「明日は東京23区でも積雪となる見込みです」というニュースが流れた瞬間(今日ですが)、やっぱりもうサラリーマンには戻れないなと感じました。

思い出すのは、サラリーマン時代、雪や雨のなか、傘をさして手がかじかみながら通勤したこと。オフィスに着けば、スーツの裾はびしょびしょでした。

今のリタイア生活には当然通勤がないので、よくもあんなハードなことをやっていたなと思います。

Top2:会社の公式の飲み会

いわゆる、部門全体の忘年会、新年会、歓送会といった公式行事。これは本当に苦痛でした。

しかも、二次会までは暗黙の了解で「正式な会」として参加必須、という空気がありました。

リタイアした今、仲間内の飲み会はまったく苦痛ではありません。

やっぱり「嫌ならNOと言える」というのは、リタイア生活の大きな自由だと感じます。

去年12月上旬、個人的な飲み会で訪れた居酒屋の隣の個室から、サラリーマン団体さんが「ザ・会社の飲み会」をしている様子が伝わってきました。

締めの挨拶で拍手が響いたとき、「ああ、強制招集されて場を盛り上げるための拍手……今の自分にはもう無理だな」と感じました。

Top3:理不尽な主張に対処する(クレーマー対応)

先日、デパートで買い物をしていたとき、隣のカウンターで「返品させろ」とごねるクレーマーに遭遇しました。

担当者は言葉を選びながら「責任を取れない」「返品はできない」と粘り強く対応していました。

正直、クレーマーの主張はめちゃくちゃでした。

働いていた頃、仕事においても、筋違いのところで反対してきたり、絡んできたりする人がいたなと懐かしく思い出しました。

理不尽な要求に耐えながら対応する担当者を見て、「すごい……」と素直に思った自分に、やっぱりもう会社には戻れないなと感じました。

リタイアするといったい何が変わるのか?

こうして「戻れない」と思う出来事を振り返ってみると、結局、苦痛や理不尽さに対する「耐性」がリタイア後にゼロになってしまったのだと思います。

まるで、苦痛や理不尽さに対処する「バッテリー」を、リタイア生活で完全に放電しきってしまったような感覚です。

現役時代は、土日や長期休みでも、心のどこかで「耐性」や「忍耐力」を緩めず持ち続けていた気がします。

それに、サラリーマン時代は「仕事ではそういう役回りだから」「ストレスがあるからこそ給与がもらえる」と、どこかで割り切って演じていました。だからこそ、無理難題にも感情的にならず対応できたし、給与には我慢料も含まれている、という意識もあったのだと思います。

いずれにしても、もし完全リタイアから仕事復帰することになったら、 一度ゼロになった「耐性」をすぐに復活できるのか? サラリーマンという役をまた演じられるのか?

そう考えると、「一生分の耐性」は現役時代に使い果たしてしまった気がしてやはりもう難しいな、と今は感じています。



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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