もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら?
そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。
やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。
FIRE後はそうした「楽しいこと」を一気に取り返したいと思うわけですが、そこでのハードルは、「自由を本当に楽しむためには会社員時代とは異なるスキル、知恵、枠組みが必要」だと、自分の体験から感じています。
そこで、いかにFIRE達成者が自由を楽しむためのスキルや知恵、自己管理の枠組みを持っているか、お互いに学びあうための運営概要を企画することで、そうしたノウハウが何たるかを浮き彫りにしたいと思いました。
企画の趣旨:「楽しみの“質”を高めるFIRE生活術」
FIRE後の生活スタイルは本当に多様です。
旅を重ねる人、地域活動に打ち込む人、創作に没頭する人、ゲームに熱中する人。
だからこそ、もし報告会を運営するなら、「楽しみの多様性」を尊重しつつ、それぞれがその「品質」をどう高めているかに着目したいと考えます。
報告の出発点は、「自分が定義した楽しみ」です。
型にはめるのではなく、「あなたにとってのFIRE生活の楽しみって何?」という問いから始め、それをどう豊かにできているかを互いに共有し、刺激を得る。そんな場です。
月次報告会の運営方法
1年間で最大の学びを得る方法を考えたところ、以下のような構成が浮かびました。
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毎月1回、10名が集合
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各月1名が90分間の発表を担当(計10回)
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中間・最終回は全体まとめ(計2回)
発表内容の構成案
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自分にとっての「楽しい」とは(定義)
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FIRE生活での楽しかった出来事トップ3
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その楽しみを維持・高めるために取り組んでいること
重要なのは、単なる「楽しかった話」ではなく、「なぜそう感じたのか」、「どんな背景があったのか」、「何を得たのか」まで丁寧に語ることです。
なので、参加者同士の質疑も歓迎し、発表と質疑を同時並行で進め、1つずつ、感性の部分まで踏み込んだ意見交換を行います。
楽しい事というのは、十人十色だと思います。なので人数が多すぎても消化不良になるので、10名という枠を考えました。
ということで、この運営を前提に、自分が発表をするとしたらどういった内容か考えます。
僕にとっての「楽しむ」とは?
楽しみ=緩急バランスのある日々
今の自分の楽しみの構造は、
50%:のんびりした生活ルーティンや知的探求など、インプットや休息の時間
この緩急のバランスが取れていると、退屈にもならず、疲れすぎもせず、感覚的に豊かな生活が実現できます。
僕にとっての「FIRE生活を楽しむ4つの資源」
そして、「楽しみの質」を高めるには「管理資源」が必要だと感じています。
僕の場合、次の4つの資源を管理することが重要です。
① お金
お金=自由を支える安心と行動の源・支出と満足度のバランスをどう設計・管理するか
・出口戦略(資産枯渇リスクと過剰残リスク)の構築
・手段としての資産運用との向き合い方
② 時間
時間=楽しむことの計画と実行(自由時間の設計力)
・緩急バランスのとり方
・時間の質を上げる方法(仮説→検証→変更のルーティン)
・「やりたいこと」に時間を割けているかの自己管理
③ 健康
健康=楽しみを作り出す土台
・日々の体調と気分を保つルールや習慣
・健康を維持するための生活習慣やルール
④ 社会的つながり
社会的つながり=刺激と共感の源
・人間関係についての捉え方
・自分を大切にしながら人と交流するスタンス
・1人時間の楽しみ方
なんて全体イメージです。
終わりに
やはり、FIRE生活を送る人で「つまらない」、「後悔している」という声はほとんど聞かず、多くの人がそれぞれの形の日々を楽しんでいるのが実態です。
そんなFIREの「楽しいリアル」を、Face-to-faceで共有し合える場があったら、きっと刺激的で面白いかもと想像しながら書いてみました。
もちろん、FIREは自分1人で密かに楽しむ良さ(隠匿性の魅力)や自分にとっての楽しい真理(絶対性)があり、あえて公開したり共有の必要がないと考える人もいるでしょう。
とはいえ、門外不出の秘密会議でもやって「参加者だけでシェアする」ならば、なかなか面白いかも・・・?と、思いました。
実行ハードルが大きいものの、それを抜きに「こんなセッションは面白そう」と純粋に感じた方は、ぜひポチっとお願いします。
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